水シャワーで思い出したこと

ヨガをしてしっかり汗をかいた後、ここ最近は、水シャワーがかかせません。
いきなり冷たい水をあびると心臓がどうにかなるといけないので、温かいお湯からじょじょに
ゆっくりと温度を下げていきます。
そうすると、だんだん冷たい水が気持ちよくなってきて、いつも最後には、水シャワーになっています。
水シャワーを浴びた後の爽快感、汗がすっとひいて、ほてっていた身体がクールダウンして
とても気持ちがよいものです。
水シャワーといえば、南インドを思い出さずにはいられません。

インドというと”暑い”というイメージですが、その広さは日本の約9倍。(人口も9倍近く)、
ヒマラヤ近くの北インドから、赤道近くの南インドまで、地方によって気候も様々です。
私がヨガを習いにいったインド南端は、椰子の木やバナナが生い茂る熱帯地方。
12月から2月は乾季ということもあり、日中はとっても暑いけれど、湿気は少ないので
カラッとしていて、日陰や木陰にはいると風が気持ちよく、比較的過ごしやすい気候でした。

シヴァナンダアシュラムでの毎日は、”少欲知足”を実感できる、とてもシンプルな生活。
当然(!)シャワーも”水”でした。
しかもシャワーヘッドは固定式なので、はじめての滞在の時は、けっこうびびりました。
いきなり冷たい水がコントロール不能でふってくるし、髪を水で洗うとキシキシするし・・・。
でも、慣れてくると、日中の気温が高いので朝以外だったら、わりと水温があったかかったりするし、
レイクサイドでの外ヨガレッスンやフードサーヴィングのカルマヨガ(ボランティア)で砂まみれ&
汗だくだくになった後は、水シャワーがことのほか気持ちいいことに気づいたのです。
洗濯機も当然ありませんので、シャワーしながら、その日汗をかいて汚れた分を足踏み洗たく。

日本では、ついつい、清潔志向で、なんでも洗濯機にほうりこんでしまいますが、
意外と汚れものって減らすことができるんですよね。
日中、とても暑いので、洗たく物も1時間もあればカラッカラに乾いてくれます。

日々生きていくために必要なものって、実は本当にわずかなものだけでいいんですよね。
トランクひとつ分くらいで十分なのかも。
日本にいると、本当にいろんなものを貯め込み過ぎている気がします。
食事も、物も、想いも、人間関係も・・・・・。
もっとシンプルに、欲を減らし、足るを知る、”少欲知足”な生活を心がけていきたいものです。

水シャワーを浴びながら、ふっと南インドでの日々を思い出しました。

こちらの記事もよかったらご覧ください

空腹の気持ちよさ

夏の早朝の景色