呼吸と背骨ねじりで陰陽の気をアップ!
師走らしく、寒くなってきましたね。
12月一週目のお茶菓子は、レモンシフォンケーキを焼きました。
レモン一個分の果汁がたっぷりはいったレモンカードを添えて食べると、甘酸っぱさが口いっぱいにひろがります。
味にうるさい次男のお墨付き、美味しいですよ(^^)。
風邪が心配になる季節、ビタミンCをたっぷり補充しましょう。
先週末は、月に一回の成瀬先生のハタヨーガプラディーピカー講座に行ってきました。
通い始めて、あっという間に二年、どんな時でも変わらぬ先生の穏やかで、おおらかなお人柄、
そこに集まる方々も謙虚な方ばかりで、居心地よく、毎回参加するのが楽しみになっています。
坐して聴くヨガもなかなか良いもの、ご興味がありましたらいつでもお声かけくださいませ。
今は教典の三章「ムドラー編」を勉強しています。
ハタ・ヨーガを構成する大事な行法のひとつで、アーサナにクンバカやバンダ、チャクラなど特定な場所への
集中が組み合わされたもので、読んだだけでは理解がちょっと難しいけれど、インドやヨガの小話、簡単なものは、
実技も交えて説明してもらえるので、わかりやすく、とっても興味深い内容です。
普段レッスンでやっているアーサナ(ヨガのポーズ)は内臓や筋肉、骨に主に働きかける効果があるのに対し、
ムドラーは内分泌腺、ホルモンに主に働きかけるため、「不老」に関係が深いそうです。
ヨガをやっていると健康で若々しくいられるというのはここに秘密があるのかも・・・・、健康オタクの私は、
むふふとそんな邪なことを考えながら・・・・、毎回ヨガの奥深さに感動しています。
主にインドや中国の哲学をベースにしている東洋医学では、「老い」は、「気(中国)」=「プラーナ(インド)」が
衰えることだといわれています。
『陰陽の気が集まって生命が生まれ、
陰陽の調和が崩れると病気になり、
陰陽の気が衰える(少なくなる)と老い、
陰陽が離ればなれになると、気が身体から去り死を迎える』
よく電化製品に例えて説明されるのですが、充電が不足すると、電化製品はパワーがでなかったり、
調子が悪かったり、動かなくなってしまいますよね。
人間も同じで、疲れて元気がなくなったり、身体が重かったり、やる気がでないというのは、
「プラーナ」・「気」が不足しているからかもしれません。
「呼吸法」を表すときに使うサンスクリット語の『プラーナーヤーマ』という言葉は、
「プラーナ」=気・生命エネルギーと「アーヤーマ」=停止・広げる・留めるという二つの言葉から成り立っているそうです。
すなわち、「生命エネルギーを身体に留めておく」という意味。
呼吸法のカパラバティで古い気を吐き出し、良いプラーナをたっぷりと身体に留め、
アヌロマヴィローマで陰と陽の調和をはかることが、理にかなっているかがよくわかります。
また中医学では、気が不足していることを「気虚」といい、そんなときは、背骨をぞうきんを絞るようにねじって五臓の調子を整えるそうです。南宋時代の教典に書かれているそうな。
毎回のレッスンでも、背骨をねじるポーズは必ずひとつ入れていますが、覚えてますか?
よくレッスンに組み込むのは以下の三つ。ぜひ、お家でもやってみてくださいね。
◆アルダ・マッチツェンドラーサナ(坐って背骨をねじるポーズ)
◆パリヴリッタ・トリコナーサナ(ねじった三角のポーズ)
◆パリヴリッタ・ジャーヌ・シルシャーサナ(体側を伸ばしながら、ねじった頭を膝につけるポーズ)
呼吸と背骨ねじりで、身体と心にたっぷりバランスの良い気、プラーナ充電して、寒い冬も元気出していきましょう!