Memories of the short trip at Ho Chi Minh(ホーチミンの思い出)

子宮筋腫のこと、ご心配おかけしました。無事退院し、すっかり元気にしています。
7日(土)から予定通りレッスン再開します。
久しぶりのヨガで、皆さんの笑顔見れるの楽しみにしていますね

連休、いかがお過ごしですか?
暦と季節がひと月、いや半月くらいかな、ずれてきている気がしますね。
5月初旬なのに、この暑さ。
お天気がいいのはとっても嬉しいんですが、このままいくと7月、8月の気温はどこまで上がることやら。
日本もいよいよ東南アジアと同じような気候になっていくのかも。

3月に旅したヴィエトナム南部のホーチミンを思い出したので、ちょっと旅の思い出を綴ってみようと思います。
年間を通して気温が24℃~31℃くらいといわれる常夏の街ホーチミンは、雨季と乾季にわかれる南国特有の
モンスーン気候で、雨期に入る前の3月下旬から4月は暑いよ~と聞いて覚悟はしてましたが、ホントにホントに暑かった。
日中は体感で35℃くらいあったんじゃないかしら。

炎天下の中、歩けるのは15分が限界。
今回は南アジア初体験の父@73歳と息子@13歳が一緒なので、Going My Wayは許されません・・・・。
疲れてきたら、空調のきいたカフェを見つけ、シントーというフルーツと氷とコンデンスミルクたっぷりのスムージーを飲み、
また歩き、タクシーを見つけては涼をとり、お目当てのごはん屋さんに向かったりと、焦らずのんびり観光が鉄則。



ヴィエトナムのスタバとも言われる
ハイランズコーヒー
街のいたるところにあります!
http://www.highlandscoffee.com.vn/





















でも、当たり前のことだけど、地元の方々にとってはこの気候がスタンダード。
観光客目当てのお店以外は、オープンエアで、天井に大きなファンが回っているだけのお店の方がほとんどで、
そもそも暑い日中、人々は活動しない。
ハンモックや椅子に足をのばしてお昼寝している人がいっぱい。
「暑さで死んじゃうからね~」とガイドさんの言葉に深~く納得。
生産性とか、物の腐敗とか、いろいろ問題はありそうだけど、お昼寝文化はとってものんびりしていて人間的でした。

それにしても、同じ緯度、南国の熱帯地域なのに、インドではスパイスを効かせたり、かなりの割合で熱を通したものが
多い食文化だったのに対し、ホーチミンをはじめ南ヴィエトナム、なんだか生っぽいものが多いのに驚く。

てんこ盛りの”草”
もとい、ハーブ(薬草)です!
 


















定番のフォーをはじめ、ブンチャー(つけ麺)屋さんに行っても、
 ”生ハーブ”、”香草”というとちょっと聞こえはいいですが、
 そこらへんに生えてそうな”草”がいっぱい。
 ビールにも氷が当たり前。
   レア牛のトッピングされたフォーは地元民には大人気とか。
   ひゃ~。

 しかし、オープンエアのお店では、ガイドさん、テーブルに着くやいなや、
 すかさず鞄から除菌シートを出して、皆の箸やお皿を拭き拭き、
 同時に、皆にシートを渡して手を拭くように促す。

テーブルの上にも、日本でいうところのおしぼり代わりのウェットシートが
必ず置いてあるのですが、「それ使うと有料ですからね、使わないんですよ~」とアドバイス(笑)。
といっても、1000ドン(約5円)とか2000ドン(約10円)の世界です。

除菌シートやマスクって衛生的に大事なのはわかるけれど、お邪魔させてもらって旅している立場からすると、
その国の人々に対して、とっても失礼なんじゃないかな~という想いもあり、
インドでさえもほとんど使わない私にとっては、地元の民であるガイドさん自らのこの行いに結構ビックリな状況。

でも聞くと、埃や汚れよりも、ヴィエトナム、まだまだ肝炎が怖いんだそうな・・・・、あれま~、そりゃ使わねば(-_-;)。

わたしはパンチのある”草”の香りも味も好きなので、ガイドさんの教えどおり、様々な種類の”草”をちぎっては麵にのせ、
ライムをきゅっと絞って、輪切り唐辛子の入ったニョクマムダレにつけて食べると、これは美味しい!!

ブンチャーというつけ麺
暑い日中は、フォーよりもおススメ



















米粉の麺と野菜たっぷりで、お腹にもたれず、しかも消化もいいときて、
旅行中、終始快腸でした。
思うに、この大量のハーブ、すなわち薬草が、殺菌や消化を促す作用があるのでしょうね。
インドのスパイス同様、生活の知恵なんですね、きっと。







指さし注文したのにも関わらず
誤ってレア牛のフォーを注文!?




















ただ、香草はOKだったわたしも、さすがに、地元の人々に大人気といわれる
「フォーボータイ」(レア牛肉のフォー)を最終日、ガイドさん無しで行ったお店で、
誤って注文してしまったときは、愕然としました。

これは危険すぎると・・・・。

薬草パワーでも撃退できない何かを感じ、いつでも出されたものは完食の
わたしですが、先入観とは恐ろしや、ビールで流し込んでも難しかったです(涙)。



初日にガイドさんが注文してくれて美味しかったと言った父、見た目がなんか違うね~と言いながらも、味は美味しいと食べていたので、
黙ってようかと思いましたが、良心が痛み、正直に注文を間違えたことを話すと一瞬箸が止まりました…(笑)
もちろん息子は、初日から、このオープンエアでの食事はパス。ひとりコーラを飲みながらこの非常事態を静観してました。

ヴィエトナム旅、このホーチミンの衝撃はまだまだかわいいもので、メコンデルタの旅の様相はさらにハードになっていきます(笑)。
だんだん現地の感覚に慣れていくと、生ものに対する警戒心が薄れていく自分に呆れるというか、笑えてきました。
息子と父はかな~りドン引きでしたが・・・・。

さすがに船上のフォー屋さんでは・・・
食べれませんでしたが、
でも働く人々にとっては大切な朝ごはん屋さん

美味しいパイナップルは食べました!
屋台で飲めるようになってしまうとは
思わなかったベトナムコーヒー

この氷はどこから!?
コップはじゃばっとバケツで洗ってたけど・・・






















「旅」はわたしの生活のはげみになる特別な楽しみのひとつです。

よく言われることですが、時代が変わって、便利な世の中になり、衛生環境も整い寿命も延びても、
苦しみや悲しみの質はたいして変わらない。
日本でも、ヴィエトナムでも、台湾でも、インドでも、文化や文明の違いはあれど、心の悩みは同じなんだなとつくづく感じます。

そして、大なり小なり、辛いこと、悲しいこと、苦しいことは日々やってくるけれど、一日の終わりに小さな楽しみをひとつ、
一年のうちに特別な楽しみをいくつか持つことが生きる励みとなって、心持ちを強くしてくれます。
困難な状況は変わらなくても、心の中に立ち向かう勇気や、受け容れる優しさがあるだけで、その衝撃は少しは軽減されると。

私がほぼ毎日チェックする『くらしのきほん』というサイトの一日3回メッセージに、
いつぞやの週初め、こんな言葉が載っていました。

『一週間の予定を確認しましょう。
  週末にひとつか、ふたつの楽しみを加えましょう。
           きっと今週の励みになるでしょう』

ヨガで、傾きかけた体調や気持ちをお掃除してバランスを取り戻して、
日々の忙しさや疲労で見えにくくなっている心の中のちっちゃな楽しみや好きなこと、得意なこと、やってみたいこと、
ふっと思い出してみませんか?
連休明け、ちょっと気持ちがずんと重くなることもありますが、楽しいことを考えると、心にふわっと余裕が生まれてきます。

旅の話となると長~くなるこのブログ、長文お付き合いいただいてありがとうございました♡

☆今回ホーチミンでお願いした素敵なガイドさんはこちら
Chaonhaトラベル http://hochiminhchaonha.grupo.jp/
日本語を勉強する学生さんが主体の会社で、ホーチミンの下町やヴィエトナムらしいこと、美味しいものを伝えたいと
いう想いが旅の途中、随所に伝わってきます。
日本にも留学経験がある若者も多いということで、外国を旅する人の気持ちが本当にわかる細やかな対応でした。
偶然見つけたホームページでしたが、本当に有り難かったです。みなさんの旅の参考になれば・・・。

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