ブラフマ・ムフールタ ~ヨガをするのに最適な時間帯~

ここのところ、めっきり山歩きブログになりつつあるので(汗)
たまにはヨガの智慧のお話。
ヨガが楽しくなってきたら、ヨガの智慧が記された本を読んでみるのもおススメです。

私たちが一般的にヨガといって親しんでいるものは、「ハタ・ヨガ」を起源としています。
ハタ・ヨガの「ハタ」とは、
「ハ」:太陽・陽のエネルギー
「タ」:月・陰のエネルギー
諸説いろいろあるとは思いますが、ざっくりというと、このふたつのエネルギーのバランスを
うまく調えることが「ハタ・ヨガ」の目的とするところ。

そして、ヨガの練習をするのに最適な時間と言われるのが、この太陽と月の織り交ざる時。

特に、夜明け前、太陽はまだ出ていないけれど、光の気配がうっすらと感じられる時間帯を
ヨガの教えではブラフマ・ムフールタ:「ブラフマン(神)の時間」と呼び、
アーサナでからだを調え、呼吸法や瞑想をすると、自然界のプラーナ(生命エネルギー)が
鼻腔から、毛穴から、体内にたっぷりと流れ込み、深部に伝わり、陰陽のバランスが調えやすいのだそうです。

万国共通だと思いますが、日の出・日の入りのとき、誰もが、何か神聖な、感動というか、
生命力というか、特別なものを感じて、深呼吸したくなるのものではないでしょうか?
美しい風景の中にいればなおさら。


夏至にむかって、ぐんぐんと日が伸びてきていて、日の出前(4時30分)に起床するのは
大変(無理!?)ですが、夏の朝、ちょっと早起きすると、誰にも汚されていない美しい、
澄んだ空気や静寂に包まれて、清々しい気持ちになります。

夏、陽の気が強くなる季節だからこそ、月(陰)の気配がまだ感じられる朝のひとときに、
ヨガをして、冷静で穏やかな自分に、周波数をあわせていきましょう。
今日も一日、穏やかに、楽しく、過ごせますように。


象の保護センター@南インドの日の出(2012)

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