【お知らせ】「世界でいちばん非常識な幸福論」(著:永崎裕麻)


岡部の十輪寺のモクレン
レッスンのお客さまに教えていただいて、高草山登山と
セットで楽しんできました!ありがとうございます♡

新しい年度が始まる4月。
がらっと生活が変わる方、サポートする側の方、変化がないなぁと思う方、環境は人それぞれですが、
終わりと始まりが入り混じるこの時期は、誰もが心のやすらぎを保つのがちょっぴり難しい。

だから、複雑で、揺れ動く10代前半の時期を「春」になぞらえて”思春期”というのかもしれません。
過ぎてみれば、本人にとっても、家族にとっても、懐かしく、甘く、しょっぱい成長の思い出。

この春の環境変化も、いつか笑って話せる思い出に変わることもあるだろうし、
振り返って思うのは、変化の時期こそ、たくさんの未来の種が蒔かれるのではないかなぁと。
変化も、チャレンジも大事なコト。そして、「人生万事、塞翁が馬」。

ヨガの練習で、からだを健やかに、心には安らぎを保って、おおらかな気持ちで、春を過ごせますように。

そして、この時期のぎゅっと詰まった気持ちを、読書でふわっとほどくのはいかかでしょう。

「世界でいちばん幸せな国フィジーの世界でいちばん非常識な幸福論」(著:永崎裕麻)
わたしのお気に入りのラジオ番組「すっぴん」の金曜のコーナー「源ちゃんのゲンダイ国語」
紹介されているときに、フィジーでの体験エピソードが面白すぎて、続きがよみたい!と思ったエッセイです。

世界でいちばん幸せな国というと、ちょっと前に話題になったブータンを思い出しますが、
少し指標が違うのだそうです。
この本によると、ブータンは「幸せを目指している国」、フィジーは「幸せになっている国」。

幸福度をはかる指標にはふたつあって、
ひとつは「主観系」で、国民がシンプルに幸せを感じているかどうか。
もうひとつは「客観系」で、平均余命や識字率、就学率、失業率、GDPなど国の制度や生活の質を比較したもの。

日本は制度面の「客観系」では上位にある、いわゆる豊かな国だけれど、
「幸せを感じているかどうか?」という「主観系」指標ではがくっと順位を落とします。
逆に、途上国に分類されるフィジーは「客観系」順位では下位ランクながら、
「主観系」という指標ではぶっちぎりの1位。

その違いは、フィジーの人々は一見、非常識だけれど、幸せになる、幸せを感じる習慣を
たくさん持っているからだと綴られています。

  たとえば、財布から勝手にお金を抜かれることがあります。
  しかし、借金したお金さえ物乞いに渡してしまう親切な一面もあります。 

  多くの店員がマニュアルを守らずテキトーです。
  その代わり、お客さんもテキトーなのでモンスタークレーマーも存在しません。

  過去と未来をあまりにも気にしないので同じ失敗ばかり繰り返します。
  けれども、そのおかげで小さなことにクヨクヨすることがありません。(p.13-14)

クスっと笑えるし、肩の力が抜けます。ほんと脱力系。
内容によっては、これは日本では無理よねぇと思うこともあります。
でも、著者は、ここで強く問うのです。

  「あなたは幸せになるために、日々、どんなことをしていますか?
   そして、それらは本当にあなたを幸せにしていますか?」(p.14)

女性が輝く社会」とか、「美しい日本」とか、「働き方改革」とか、
トップがどんなに笛吹けども、国民は踊らず、、、実際、日本人の主観系幸福度は低いまま。
年金も、待機児童も、高齢化社会も、いつか国や誰かが何とかしてくれるだろうと待ち続けていても、
不安やイライラが募るばかりで、幸せを感じられないまま寿命は尽きてしまうかもしれない。

国策をどうのこうのすることも、社会福祉を変えることも一個人には難しいこと。
でも幸せになるちょっとした「習慣」は、誰でも、すぐに、真似することができる!と著者は語ります。

フィジーの人々の幸せを引寄せる習慣はこの4つ。
〇モノや経験は1人で所有するのではなく「共有」する
〇「テキトー」を適当にすることで古びた制約から自由になる
〇「現在にフォーカス」して限りある人生という時間を有効に使う
〇本当に必要な「つながり」を生み出し、そのつながりと生きる
→それぞれのエピソードは前述のように、目がテンになったり、笑える体験談が満載です

この習慣、もう日本の若者世代は実践していると、著者は感じているそうですよ。

もうひとつ、わたしが深くうなずいたのが、
過去の後悔や未来の心配を払拭するために、日々の仕事や勉強、キャリアアップに邁進することも大切だけれど、
もっとシンプルに、「今、幸せになる」という義務をもっと果たしてもいいんじゃない?という問いかけ。

毎日やることがてんこ盛りで疲れてしまったとき、
変わり映えしない毎日に気力が萎えてしまいそうなとき、
世界でいちばん幸せに生きるフィジーの人々の暮らしを覗いてみると、
良い習慣、すぐに真似したくなる暮らしの知恵がちょっぴり見つかるのでは、と思います。

ヨガを習慣にするのもおススメですよ。
変化の春、初めての方も、いつもいらしてくださる方も、ご予約お待ちしてますね。

4月のレッスンスケジュールをお知らせします。
4月第1週目まではレッスン場所が和室になりますので、お間違えのないようにいらしてください。
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☆2019年4月スケジュール
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火曜日:4月2日、9日、16日、23日 4/30はお休み
 10:00~11:30 シヴァナンダ ヨガ
 13:30~14:30 ジェントル ヨガ(やさしいヨガ)

水曜日:4月3日、17日、24日 ※4/10はお休み
 10:00~11:30 シヴァナンダ ヨガ
 13:30~14:30 ジェントルヨガ(やさしいヨガ)
 19:00~20:30シヴァナンダ ヨガ

木曜日:4月4日、18日、25日 ※4/11はお休み
 10:00~11:30 シヴァナンダ ヨガ

金曜日:4月5日、19日、26日 ※4/12はお休み
 19:30~21:00シヴァナンダ ヨガ

土曜日:4月6日、20日
 朝 9:30~11:00  シヴァナンダ ヨガ
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★山歩きのお誘い★
3月29日(金)と4月5日(金)午前中(3時間程度)、晴れたら、藤枝近郊の里山に行きます。
花の季節は週末、山の駐車場が混み合うので、平日のお誘いになります。ご了承くださいね。
わたしの里山レパートリーの中でも、比較的初心者向けのコースの予定です。
桜が咲き始めるので、目にも楽しい山歩きになると思います。
ご興味がありましたら、レッスンの際にお気軽にお声かけくださいね。

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