〈こころ〉のしくみと癖を知っておく
青空の中に、夏の入道雲の名残りと、秋の羊雲やうろこ雲が同居して、なんともにぎやかな空模様。
写真は、夏休み最終日に、長野県の〈入笠山〉にハイキングに行ってきたときのものです。
富士見パノラマリゾートのゴンドラに乗ってから登る山なので△標高1955mといっても歩く時間は往復2時間程度。
そして、なによりも素敵なのが、静岡県民ゴンドラ無料キャンペーン♪
※ここ数年続いている企画らしいです
昨年、雲海と堂々たる八ヶ岳を見にはじめて訪れてから、ここの大ファンになりました。
ぜひ、チャンスがあったら。
それにしても、急にぱたっと秋が来るわけではなく、少しずつ、そ~っと季節は変わっていくんですよね。
人間のからだも同じように、急に老いや衰えが来るわけではなく、ひたひたと少しずつ、気づかないうちに・・・(汗)。
わたしの愛読雑誌である〈栄養と料理〉 ← 好きそうでしょう(笑)
9月号の特集は〈フレイルを防ぐ〉で、ふむふむと納得の記事でした。
加齢による筋肉の衰えは抗えないものですが、そこでなにもしなければ1年間に1%以上の勢いで筋肉量は落ちていきます。
具体的には、やはりレジスタンス運動、いわゆる筋トレが有効です。
筋肉は、がんばればがんばるほど確実に結果が出て、怠ければあっという間に元に戻るという非常にシンプルな身体の組織。
よくいわれている『筋肉は裏切らない』というのは真実なんです。
〈栄養と料理2023年9月号p.79〉
レッスンに通ってくださっている方はもう既に体感済みだと思いますが、
ヨガの練習も〈筋トレ〉要素はいっぱい。
心地よい筋肉痛になったら、おお、わたしの筋肉育ってるね!と喜びながら、練習続けてくださいね。
からだを動かすことは、〈こころ〉にも効能があります。
〈こころ〉が苦しいとき、
暗くなっているこころを明るい方向に向けるために、うつむき加減の姿勢をまっすぐ正しい姿勢にします。
からだを動かすことで、凝りや痛みがとれてスッキリし、からだが変わることを実感します。変われるという可能性に気づくのです。
これは、ヨガのアーサナの効果です。
アーサナ(ポーズ)をいくつかやると、からだを動かすって気持ちいい!と感じて
こころが前向きになりませんか?
〈こころ〉が乱れたり、散漫なとき、
深呼吸をして、古い空気と一緒に考えごとを吐き出して、からだの外にいったん置いておきます。
今、考えても仕方のないこととはいったん距離をおいてみる。
そして、吐く息を吸う息の二倍の時間をかけてゆっくりカウントしながら、鼻呼吸を繰り返します。 (例:8カウントで吐いて、4カウントで吸う)
これはヨガのプラーナーヤーマ(呼吸法)の効果です。
呼吸は、長い、深い、ゆっくりした状態にすると、こころも平和に、安定した状態になります
わたしたちは、こころを乱されたくない!と思っていても、すぐにこころは揺れ動きます。
それは、人は何かを見たり、聞いたりしたときに、
現象や人、物事をありのままに捉えるのではなく、
自分のいいように、あるいは自分の悪いように、勝手に捉えてしまうから。
この〈こころ〉のしくみや癖がわかっているだけでも、ずいぶん楽になりませんか?
忙しい毎日だからこそ、自分のこころの声を聴いて、こころの状態を感じる時間をつくりましょう。
そして、からだで〈やる気〉を迎えにいきましょう!
「慈・悲・喜・捨」 日常生活を穏やかに過ごす4つの鍵
現代のストレスの原因の大半は人間関係だと言われています。どんな人の、どんな一瞬をとってみても、必ず『幸福な人』『不幸な人』『有徳の人』『不徳の人』 の4つの範疇に当てはまり、この4つの扉を前にした時に、正しい鍵を使いさえすれば、心穏やかに過ごすことができるとサッチダーナンダさん(ヨガスートラの解説書インテグラルヨーガの著者)は 解説します。