ヨガとリンパと風邪予防

ぽかぽか陽気で過ごしやすい日が続いていますが、
寒暖差や空気の乾燥で、喉や鼻の粘膜が乾きやすく、
油断すると、風邪をひきやすい時期になってきました。

病院に行くのは、時間も、お金もかかるし、気持ちもげんなり。
できることなら、体調を大きく崩すことなく、過ごしていきたいものです。

風邪ウイルスや細菌のからだへの侵入を防ぐには、
「手洗い」「うがい」「マスクの着用」が基本。
でも、わたしたちは、無菌室で暮らしているわけではないので、
日常生活をおくる以上、ウイルスの侵入を100%防ぐことはできません。

そこで重要なのが、侵入したウイルスや細菌と戦うための免疫力アップ。
バランスの良い食生活」「十分な休養と睡眠」、そして「適度な運動」。

身体に効くことは、お金はかからなくて、手間ひまをかけることなんですよね。

秋・冬のレッスンでは、風邪予防に効果が期待できる「リンパを流す」ポーズを
積極的に取り入れていきます。


リンパ管が合流して太くなっている中継点
のようなところが免疫器官である「リンパ節」(オレンジ色)




















リンパの役割は大きくわけると3つで
「余分な液体の回収」「排泄機能」「免疫機能」です。
上の図の「リンパ節」は、体内に侵入してきた細菌やウイルスを捕え、白血球やリンパ球で
撃退してくれているのです。

ヨガのアーサナは、このリンパの流れを促したり、リンパ節のマッサージや
温め効果があり、人が本来持っている免疫力をより高めてくれるのです。

ここからは、あくまでもわたしの個人的経験で、以前にもご紹介しましたが、
鼻づまりや喉のイガイガなど、風邪のひきはじめかな?というときに、
腋窩(脇の下)と鼠蹊部(ふとももの付け根)にアプローチするポーズは風邪撃退の効果てきめん。
からだがぽかぽか温まり、鼻づまりや喉の痛みも初期症状で抑えられる確率が高いのです。

チャクラーサナ(車輪のポーズ:ブリッジ)
マツヤーサナ(魚のポーズ)
パリブリッタ・ジャーヌ・シルシアーサナ(坐位で体側を延ばすポーズ)
戦士のポーズⅡ ⇒ からだの脇をのばすポーズ ⇒ バリエーション
片脚のダウンドック ⇒ とかげのポーズ 

※難易度の高いポーズもありますので、太陽礼拝などでしっかりウォーミングアップしてから、
体調にあわせて行ってくださいね。

ヨガを習慣にすると、ヨガをしている時間だけでなく、日々の生活の中に、
さまざまな良い影響を与えてくれます。
続けることで、からだの調子の良さを実感していただけたらと思います。

こちらの記事もよかったらご覧ください

空腹の気持ちよさ

夏の早朝の景色