『無邪気な暮らし』を目標に

2019年のレッスン、1月5日からスタートしました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

年末、お料理のレシピを探していて、久しぶりに出してきた「暮らしの手帖」(winter2010_2011)
折り目がついていて、読み返してみると、当時編集長だった松浦弥太郎さんのエッセイ、
「無邪気な暮らし」(こんにちは さようなら 第20回)でした。

松浦さんの説く「無邪気な暮らし」とは、こどものように天真爛漫に、というのではなく、
「邪気」、いわばストレスをなるべく溜めこまない暮らしのこと。

折り目がしっかりとつけられていたのは、私が当時まだ会社勤めをしていて、
溜め込みすぎた自分の邪気に沈没寸前だった・・・・、からかもしれません。

「溺れる者は藁をもつかむ」、きっとわたしのように参考になる方もいるかと思いますので、
紹介されている「邪気を溜めこまない、流す方法」のいくつかを抜粋しますね。
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邪気から守る方法で、よくいわれるのは、しっかりと腹式呼吸をし、
お腹に「気」を入れておくこと。「気」というものは、自分そのものと
思うので、小さな自分がお腹の中に座っているイメージをし、外から
入り込もうとする邪気を入れないように気をつけます。
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もうひとつよいことは、自然と触れ合うことです。滝に打たれる修行が
ありますが、それも溜まった邪気を抜く方法のひとつでしょう。
草花や小さな植物を育てたり、草むらに座ったり、きれいな水や土を
触ったりすることはよいことです。
自然という、無邪気な存在は、邪気を流すことを助けてくれます。
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高級でぜいたくな住まいを作るのは、なかなかむつかしいと思いますが、
無邪気な住まいは誰にでも作れます。
部屋に邪気が吹き溜まらないように、しっかりと整理整頓をし、隅々まで
掃除をするという行為が邪気を吹き飛ばしてくれるのです。
(中略)
窓を開けていつも新しい空気にすることも心がけます。
(中略)
食事にも注意します。邪気のある料理は作らないし、決して食べません。
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この他に、松浦さんが日ごろやっているのが、手を洗うこと、
集中して仕事をする際は、天然塩で両手をすり合わせて邪気を払う、
水をよく飲んで、おしっこをするときに邪気が流れ出ていくことを意識する
ことも習慣にしているんだそう。
確かに、排泄するときって、からだの毒素が出ていくようで、気持ちがスッキリしますよね。
(ちょうど一年前のブログは「吸収より排泄が大事」と綴りました)

2019年の目標、何か立てましたか?
目標はよい習慣を身につける原動力になるそうです。
今年だけといわず、「無邪気な暮らし」を人生の目標に、
邪気も、年末年始に溜め込んだ贅肉やその他諸々も、一緒にヨガですっきり洗い流しましょう。


君がため 春の野に出でて 若菜摘む
明日の七草粥の準備です
ゴギョウ、ハコベラ、スズナ、スズシロ
にんじん、ほうれんそうなども加え、
湯がいて明日朝に備えます




















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