「そして、ぼくは旅に出た。はじまりの森 ノースウッズ」(著:大竹英洋)
「秋の日はつるべおとし」、きれいな夕焼けだなぁと眺めていても、あっという間に夜空に。
冷えこみが深まる秋の夜は、熾火のような夏の興奮や沸騰をゆっくり鎮めてくれて、
静かで、長い、冬ごもりに備えていくのにちょうどいいのかもしれません。
そんな秋の夜長におススメの一冊をご紹介。
「そして、ぼくは旅に出た。はじまりの森 ノースウッズ」(著:大竹英洋)
旅が恋しくなると、こんな本を探し当てます。
たぶん、今年のはじめにインドから帰ってきて、旅気分がまだ抜けない頃読んだような。
とても良いなぁと思ってメモしておいた言葉があります。
Open your eyes, まずは目を開いておくことが大事だ。いろいろなことに気づくためにね。
そして、Open your heart, 心を開いておくことが必要だ。頭で考えるのではなく、
あるがままに感じとれるように。
そして、Open your calendar! 予定を空けておくことも、大事なことだよ。
冷えこみが深まる秋の夜は、熾火のような夏の興奮や沸騰をゆっくり鎮めてくれて、
静かで、長い、冬ごもりに備えていくのにちょうどいいのかもしれません。
そんな秋の夜長におススメの一冊をご紹介。
「そして、ぼくは旅に出た。はじまりの森 ノースウッズ」(著:大竹英洋)
旅が恋しくなると、こんな本を探し当てます。
たぶん、今年のはじめにインドから帰ってきて、旅気分がまだ抜けない頃読んだような。
とても良いなぁと思ってメモしておいた言葉があります。
Open your eyes, まずは目を開いておくことが大事だ。いろいろなことに気づくためにね。
そして、Open your heart, 心を開いておくことが必要だ。頭で考えるのではなく、
あるがままに感じとれるように。
そして、Open your calendar! 予定を空けておくことも、大事なことだよ。
最後の ”Open your calendar!” はぐっと響きました。
人生、いつでも、ほんの少しの勇気とタイミングが重要だから。
スケジュール帳も、アドレス帳も、気持ちも、身体も、お部屋も、冷蔵庫も(笑)、
ぎっしりぎゅうぎゅう詰めよりも、風通し良いくらいがちょうどいい。
内容は、旅のエッセイのようでいて、冒険小説、自伝小説のようでもあって、
北米の湖水地方とよばれるノースウッズの美しい森を見に行きたくなる本です。
(ナショナルジオグラフィック日本版のウエブサイトの連載に加筆訂正して発売されたとのこと)
大学入学当初はジャーナリストを目指していた1人の大学生が、
就職活動の時期を迎え、不安や恐怖を煽るような報道ではなく、もっと伝えたいこと、
伝えなければならないものがあると感じて、葛藤して、でも自分の内側からの声をちゃんと聴いて、
直感と勇気、信念と少しばかりのあきらめ、なるようになるさ!という楽観論で、歩んでいく姿は、
私を含め、読み手が人生のどのステージにいたとしても、勇気づけられたり、背中を押されると思います。
大自然を撮る写真家になろうと思ったいきさつのところでは、こんなくだりも。
--------------------------------------------------------------------------------------------
自然を知ることは、矛盾の多い都市生活を見つめなおし、問題点を浮き彫りにして、
ぼくらが失ってしまった自然の一部としてのバランス感覚をもういちど取り戻させてくれる
可能性を秘めているような気がしたのです。
そんなことを考えはじめるようになると、新聞やテレビから流れてくる毎日のニュースを
見ていても、違和感ばかりがつのるようになりました。
悲しい事件、変わらない政治、不安をあおる経済情勢・・・。(中略)
こんなふうに書けば、視野が狭く極論に過ぎると言われるかもしれません。
でも、美しく穏やかな旋律のように、聞いているだけで澄んだ気持ちになり、
明日を生きる活力がわきあがってくるような情報が、あまりにも少ないように、その時は感じたのです。
(中略)
どこかに、ぼくと同じように、都市の外に広がる野生の息づく世界を知りたいと思っている人が
いるかもしれない。
自然に生かされていると感じる時の、あの深い充足感を求めている人がいるかもしれない。
(第六章 なぜ写真だったのか ただ、いつも、そこにあるもの p.166 より)
--------------------------------------------------------------------------------------------
これまでに読んだことがあった写真家の星野道夫さんや冒険家の植村直己さんのこと、
レイチェル・カーソンの詩がちらりと物語に出てくるところは、
あ、繋がった!とこの本を見つけたことに、何か縁を感じてしまうような嬉しさ。
通勤電車や、お子さんたちの習い事のお迎えの待ち時間や、病院の長~い待ち時間とか、
いつものスマホをちょっとオフにして、自然豊かなノースウッズの森や湖水の世界に
ゆったり浸ってみるのはいかが?
社会の入り口や人生の岐路にはじめて立つ子どもたちにもおススメです。
2019年の国際児童図書目録『ホワイト・レイブンズ」に選ばれたそうですよ。おおいに納得!
--------------------------------------------------------------------------------
☆2019年11月スケジュール
《ご予約&お問い合わせはこちら》
--------------------------------------------------------------------------------
火曜日:11月5日、12日、19日、26日
10:00~11:30 シヴァナンダ ヨガ
13:30~14:30 ジェントル ヨガ(やさしいヨガ)
水曜日:11月6日、13日、20日、27日
10:00~11:30 シヴァナンダ ヨガ
13:30~14:30 ジェントルヨガ(やさしいヨガ)
19:00~20:30シヴァナンダ ヨガ
木曜日:11月7日、14日、21日、28日
10:00~11:30 シヴァナンダ ヨガ
金曜日:11月はすべてお休み
土曜日:11月2日、9日、16日、30日
朝 9:30~11:00 シヴァナンダ ヨガ
--------------------------------------------------------------------------
★「山歩き」(11/10 or 24)も引き続き、参加表明お待ちしてます!