猛暑でも〈暑熱順化〉は大切

記録更新するばかりで、なかなか終わりの見えない暑さが続きますね。

レッスンでも、自宅でも、エアコンを使う頻度があがっている今年の夏ですが、
ときどきふと思うのです。

エアコンは大変ありがたい。
でも、もし停電したら、
肉体的にもしんどいけど、心理的パニックになるんじゃない、わたし・・・と。

もう懐かしすぎて遠い目になりそうですが、
今年の2月にスリランカ空港に降り立ったとき、夕刻でしたが体感35℃以上。

空港に迎えにきてくれたドライバーさんが、途中から車内のエアコン切って窓がんがんに開けて、外気温に体を慣らすんだよって言ってくれてなるほどなって思ったのを覚えています。

ドライバーのGayanさん、元気にしてるかなぁ

なぜなら、まだまだエアコンがスタンダードではない国スリランカ。
滞在先はエアコン無し、虫や蛇が入ってくるから窓開け厳禁のアシュラム(ヨガセンター)。

ドライバーさんが気をきかせて外気温に慣れるようにはからってくれたにもかかわらず、
放り込まれた初日は、気持ちが落ち着くまでちょっと心臓バクバクしちゃいましたから。

現地集合した息子は耐え切れず
1日で市内のホテルにエスケープ(笑)

でも、人間の体って適応力があって、だんだん暑さになれるんですよね。
毎朝、ちょっと涼しい時間にヨガの練習をして汗をたっぷりかくと、その汗が蒸発するときに熱を奪うという〈気化熱〉効果で、練習後は涼しさを感じているくらい。

2週間ほどの短い旅でしたが、冬の国から夏の国への移動にくわえ、けっこう精力的に動き回ったわりには、体調を崩すことなく過ごせてよかったなぁといまさらながら思います。


そんなことをつらつら思い出して、体調もいいし、今日は山歩き行ってみよ~!とご近所低山の島田の阿知ヶ谷アルプスを歩いてきました。

今日の暑さも朝からニュースで何度も注意喚起されるレベルだったようですが、
山の中、良い風がふいていて思ったより涼しい。


眺望のいい休憩ポイントで、ひんやりコーヒーゼリー。
夜勤明けで付き合ってくれた友人を喜ばせたくて、驚かせたくて、
前日の準備からスーパーでおやつを吟味するのも楽しい時間に。

午前中2時間くらいを山で過ごして帰宅して、さっぱり水シャワーを浴びたら、午後もエアコン無しで過ごせました。

スリランカライフ彷彿、うん、暑さに慣れてくる感覚。


まずはもちろんご自身の体調を万全に、身の安全を第一に。

けれども、〈エアコンの効いた室内〉と〈酷暑の屋外〉を行き来しなければならない生活スタイルだったら、その大きな気温差で、それに適応しようと自律神経が猛烈にがんばっちゃってだるくなる、体調が崩れるということも。

自律神経はコントロールできないものだけれど、バランスが整うように働きかける方法はあります。

体調の良いときには、まずはエアコンの効いた室内でも少し汗をかくくらいの運動をしたり、たまにはゆっくり湯舟につかって適度な汗をかいてみたり、定期的に〈暑熱順化〉することも大事かなと思います。

今日発見した立派なきのこに、山の中ではツクツクボウシの鳴き声も。
だってもうすぐ”立秋”ですもの。
秋の気配も少しずつ、少しずつ、たぶん、きっと感じられるはず・・(願望)



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