ねじりのポーズで〈アグニ:消化の火〉を燃やしましょう

”天高く馬肥ゆる秋”

秋の季語としてよく聞くことわざですが、中国でのもともとの意味は、
『空が澄みわたって高く晴れ、気候が良くなると、匈奴(敵)の馬も食欲が増し、大きく強く育つから、敵の侵入に備えよ』という意味だったのだとか。

夏の暑さで体温コントロールに大忙しだった〈自律神経〉が、この過ごしやすい気温で余裕がうまれ、胃腸をはじめ内臓全般のコントロールが容易になります。

〈収穫の秋〉は食材も豊富で美味しく、馬のみならず、動物全般、消化力が高まり、食欲が増し、健やかに強く育つ季節なんですね。

〈茹で落花生〉
収穫作業はちょっぴり手間だけど、この美味しさのためなら・・

でも、〈食欲の秋〉だから~♪と調子にのって自分の〈消化力〉以上に食べたり飲んだりすると、〈未消化物〉や〈老廃物〉が蓄積されて体調を崩してしまいがち。

ヨガの考え方のひとつに〈アグニ:消化の火・消化力〉 があります。

いろいろな不調や病気の原因のひとつに〈内臓の冷え〉があり、お腹を冷やさない、内臓を温めるグッズや食事など、試したことがある方も多いと思います。

インドでも16世紀にまとめられたヨガの経典『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー』に、内臓を刺激したり、腹部にある〈アグニ:消化の火〉を強くする方法が綴られています。(第一章27節)

経典に書かれているおすすめのアーサナは〈マッチェンドラ・アーサナ〉 
 

腹部や背骨をねじって刺激をするため、膵臓、肝臓、脾臓、胃、腎臓、腸などに影響をあたえ、糖尿病、便秘、消化不良、泌尿器の治療に効果があると考えらています。

マッチェンドラアーサナ以外にも〈ねじり〉のポーズはいろいろありますので、自分の気持ちよくできるポーズを取り入れてみてくださいね。

レッスンでも必ずおこなうアーサナですので、質問などありましたらぜひ。

薬膳たっぷりスパイスカレーもおすすめ

日中の暑さもおさまり、これから晩秋にかけては〈乾燥と冷え〉対策も大事になってきます。
秋を快適に過ごすヒント


〇太陽の光を積極的に浴びたり、衣服、運動、食事で身体を温める

〇腹7分目を心がけて〈アーマ:未消化物〉を残さない!

〇良質な植物性オイルで全身マッサージ

やっぱりお白湯!

夜寝るのが遅くなってしまったり、食べ過ぎたり、飲み過ぎたり、疲れすぎたりした翌朝は起きるのがしんどいですよね。
〈朝の太陽礼拝〉を習慣にするのは最初はハードルが高いかもしれませんが、ほんの少しの考え方の転換で、前の日の過ごし方が変わり、食生活が変わり、日常生活の過ごし方が次第に健康的になっていきます。

過ごしやすい季節に、きちんと身体を整えて、本格的な冬に備えていきましょう。
ご予約お待ちしております。


【追伸】
ヘチマたわし完成しました♪
数に限りはありますが、昨年同様、欲しい方に差し上げます(^^)

色も、弾力も、大きさもマチマチですが、石鹸の水切りに、食器洗いに、角質落としに、いろいろ使えて、最後は土に帰るというエコたわし。
ぜひ試してみてくださいね。

受け皿にヘチマを敷くと石鹸が長持ちします♪


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