水沢腹堅〈さわみずこおりつめる〉

今はちょうど 二十四節気の最後『大寒』。
今週末の『立春』をむかえる前に、一年でいちばん冷え込み、毎年、最低気温を記録するのもこの時期になることが多いのだとか。

人間がどう感じようと、もしかしたら人間がいなくても、雨は降るし、雪も降るし、太陽は照る。
それが自然の摂理なのだから。

三寒四温でゆっくり、ゆっくりと春がやってくるまで、ちょっと寒いですが、元気に、冬ならではの暮らしが楽しめたらいいですよね。


昔ながらの知恵で、寒気を利用した食物(味噌や酒、凍り豆腐・・)を仕込む最適な時期でもあります。

寒風吹きすさぶこの時期は、大根を干して〈切干大根〉を作ったり、たくさんいただいた橙を搾って〈ポン酢〉を作ったりしてます。

今年は味噌も仕込みたいと思ってますが、大寒はちょっと過ぎてしまいそう。

大根3本分がこんなにコンパクトになり、橙ポン酢は1.5ℓの半分は冷凍保存

〈山歩き〉も冬ならではの楽しさがあります。

霜柱をザクザクと踏みながら歩くのは、なんとも言えない心地よさだし、
空気がキーーンと澄んでいる冬の青空と山の稜線、海の水平線のコントラストは、
視力が良くなるんじゃないか!?と勘違いしそうなほど神々しく美しい。

今年は、その先の真富士山までのコースを歩いてみたくて、密かに寒波到来を待ちわびていました。

〈仔鹿の池〉野生動物の水飲み場なんだそう

富士山(剣ヶ峰)が真正面に見えるから〈真富士山〉

駿河湾 三保の松原方面
海が光輝いてました

スケートリンクのように凍った〈仔鹿の池〉や真富士山からのパノラマ眺望は、あんなに感動した氷瀑を一瞬忘れるほど素晴らしいものでした。

歩いた距離は約10km、歩数計は24,000歩、休憩時間も入れて約5時間と、熊野古道以来の久しぶりのロングコースでしたが疲れもなく、〈ヨガ〉と〈山歩き〉はつくづく相性がいいなぁと再確認した楽しい山行になりました。

春はもうそこ、ヨガでカラダを芯から温めて、もう少しだけ冬を満喫しましょう。

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