ヨガレッスン番外編企画 ”早朝”山歩き@満観峰
台風6号と7号の間の貴重な晴れ間となった山の日の祝日、
予定通り、山歩きに行ってきました。
朝5時30分集合にもかかわらず、元気にご参加くださったみなさま、
おつかれさま。
一緒に歩けて楽しかったです。
ありがとう。
早朝の山の中は、思っているよりずっと涼しくて快適です。
力強い夏の太陽光線が樹々のすきまから木漏れ日となって、目にも、肌にもやさしい。
雨上がりの土や落ち葉のにおいは鼻腔をくすぐり、脳にダイレクトに刺激が伝わる感覚。
蝉の種類も、街中だとシャンシャンシャンシャンと鳴くクマゼミばかりですが、
山中では、ミンミンゼミ、アブラゼミに加え、
もうツクツクボウシやヒグラシも鳴きだして、とてもにぎやか。
そうかと思えば、ウグイスの声も聞こえたり。
山は自然にあふれていていいなぁ。
頭も体もス~ッキリ、新鮮なエネルギーがチャージされるので、
これだから山歩きはやめられない。
〈五感〉は、本来、動物が外界の情報や生命をおびやかす危険をキャッチするセンサーのため、五感で得た情報は瞬時に脳に送られ、指令が下されるようになっています。
でも、〈情報過多〉な現代社会で暮らしていると、これらの情報を全部キャッチしていたら、脳がパンクしてしまうから、無自覚のうちに、五感を鈍感にして〈脳の疲労〉を防いでいるのだという研究結果もあるそうです。
五感と脳は密接な関係にあり、脳が疲れると五感が鈍り、五感が鈍ると脳も疲れるという悪循環になりがち。
疲れているなと感じたら、〈自然〉に触れて、脳と五感をリフレッシュしましょう。
〈ゆらぎ〉のある暮らしで疲労回復
ヨガで心身の〈ゆらぎ〉を観察しながら、涼やかな風を肌で感じて、鳥の鳴き声を聞いて、青葉の匂いを嗅いで、花を眺めて、自然の〈ゆらぎ〉とシンクロして疲労回復しましょう
その指標となるのが〈最大酸素摂取量〉。
加齢とともに最大酸素摂取量は低下傾向にありますが、このほかにも運動不足や病気なども要因になり、酸素が体に効率良く運ばれないと持久力も低下し、少し運動しただけで“息切れ“することにつながります。
以前も〈呼吸〉の大切さをブログで書きましたが▷こちら
“酸欠“って想像しただけでも苦しそうですよね。
最大酸素摂取量は心拍数と連動するため、
個人差、個体差はありますが、心拍数を目安に持久力を高めるための運動強度を確認することができます。
心拍は脈を取ることでも確認ができますが、睡眠や歩数も一緒に計測できるスマートウォッチがあるとより便利でモチベーションもわきますよ。
運動不足気味の人は最大心拍数の60%程度、ふだんから運動習慣がある人は80%程度で登るのがおおまかな目安と言われていますので参考にしてみてくださいね。
(220 – [自分の年齢] - [安静時心拍数(/分)] )×0.6(60%)~0.8(80%)+ [安静時心拍数(/分)]
私の場合(51歳・安静時心拍数53)は、心拍数120(最大心拍数の60%)だとおしゃべりが楽しめるくらい。
140(80%)くらいを目安に運動をすると持久力トレーニングになるということ。
”息切れして会話もできない”ときは、ペースを緩め、休憩をしながら山歩きを楽しんでみるといいのではないかな。
ヨガと同じように、山歩きも習慣にすると効果大です。
日中でも歩きやすい気候になったら、また企画しますね。
ヨガで正しい呼吸法と呼吸筋を鍛えて、山歩きで持久力を養って、
生き物としての力=適応力、自然治癒力を高めていきましょう。