人生で一番大切なのは、思い出をつくること
今週もレッスンご参加ありがとうございました。
この本と光浦靖子さんのカナダ移住のエッセイはどこか似ていて、気づいたら行動に移してみよう!という気持ちにさせてくれます。
3月になりましたが、今年は肌寒い日が続きますね。
そろそろ十輪寺さんのモクレンが見ごろの時期ですが、まだつぼみの様子。
昨年は桜の時期に足踏みした春の訪れ、今年はどうかな。
美しい自然の営みを今年も楽しめたらいいですよね。
旅の間に、図書館に予約していた本の順番が回ってきました。
✅『DIE WITH ZERO』(著)ビル・パーキンス (訳)児島修
✅『ようやくカナダに行きまして』(著)光浦靖子
どちらもなんてタイムリー!というくらい今回の旅や経験をたっぷり反芻して、余韻にひたらせてくれる面白い本でした。
〈投資〉と聞くと、最近はやりのNISAなど株式投資や資産運用が思い浮かぶけれど、
〈経験に投資〉することの重要さを説くのが
人生で一番大切なのは、思い出をつくることだ。
がテーマのDIE WITH ZEROという本。
経験は私たちに、尽きることのない「配当」を与えてくれる。それが「記憶の配当」だ。
~中略~
~中略~
経験からは、その瞬間の喜びだけではなく、後で思い出せる記憶が得られる。
とても楽しかった休暇旅行のことを思い出してほしい。
その旅行についてあなたは、友人に話したり、自分一人で旅の回想をしたり、一緒に旅した人と思い出に耽ったり、同じような旅行の計画を立てている誰かにアドバイスをしたりしたはずだ。
こんなふうに、元の経験から副次的に生まれる経験は、まさに記憶の配当だと言える。
(ルール2 一刻も早く経験に金を使う)
経験への投資が早ければ早いほど、記憶の配当はたくさん手に入る。
20代に何かを経験すれば、30代で経験したのに比べて長い期間、記憶の配当を得られ続ける。
逆に、死の間際で何かを経験しても、もらえる記憶の配当は少なくなる。
だから、とにかく早い段階で経験に投資すべきだ。
そうすれば、年齢を重ねるほどに驚くほど多くのリターンが得られる。
(ルール2 一刻も早く経験に金を使う)
健康の改善は、人生を大改善する
年齢を問わず、健康ほど、経験を楽しむ能力に影響するものはない。
年齢を問わず、健康ほど、経験を楽しむ能力に影響するものはない。
健康は、金よりもはるかに価値が高い。
どれだけ金があっても、健康をひどく損ねていたらそれを補うのは難しい。
だが、健康状態が良好なら、たとえ金は少なくても素晴らしい経験はできる。
(ルール6 年齢にあわせて「金、健康、時間」を最適化する)
『何かを始めるのに遅すぎることはない』という言葉は人を勇気づけるメッセージではあるけれど、数十年も健康管理を怠っていれば取返しがつかなくなることもあるし、どうしたって加齢とともに気力や体力も衰えるし、何をもってしても完全に抗うことはできない。
だから、なるべく早いうちに行動に移そう。
年を取って体力が落ちてから、もっといろんなことに挑戦しておけばよかったと後悔しないように。
ときには疲れも睡眠不足も替え歌で絶叫して笑い飛ばす @シギリヤロックの螺旋階段 ふたりのもっといい写真もあるんだけど・・・これが好き |
今回一緒にスリランカを旅した富士のヨガ先生友達のインスタにこんな言葉がありました
日本では味わえない不便や不都合をどう快適に工夫して
ご機嫌にそこに順応できるか。
旅をして自分を知るのです。
旅をして自分を知るのです。
今回は準備段階から嫌になっちゃうほど自分と向き合いました。
もっと丈夫にもっと楽天的に生きていきたい。
自分も年をとったし、親も年老いたし、寒波が来て電車は止まりそうになるし、いろいろありすぎて果たして無事旅立てるのだろうか、、と飛行機に乗り込むまでハラハラドキドキしましたが、結果、楽しい思い出配当がこれからの人生でずっと続くであろう貴重な経験をした旅となりました。
ラジオ日曜天国の安住アナの「思い出キャラメル」にも通じるかな。
そうはいっても先立つものがないと経験もできないじゃない?と思うときもあります。
会社を思い切って辞めたときはつくづくそう感じたものです。
そんなときは徒歩や公共交通機関を使って地元を探索するだけでも意外な発見や出会いがあったりするし、お弁当をもって野山を歩くなんてのもいいかもしれません。
チェンナイのコットンストリート 目にも鮮やかなな布地がいっぱいでワクワクがとまらん |
〈Chat GPT〉や〈自動運転モード〉を使って生きるのはラクかもしれない。
でも平均的な答えや思考停止状態の中では、人生の経験値はいっこうにあがらない。
配当はゼロだ~。
春は新しいことにチャレンジしたくなる季節。
なにか新しいこと始めてみましょうか。