山に行きたくなる本をいくつか・・・
わたしが良く歩くのは低山なので、夏は暑すぎて、山歩きが楽しめませんでした。 早く秋にならないかなぁと、ウズウズ、ウズウズしているところに、 拍車をかけるような面白~い山漫画をお友達が貸してくれて、 気分はすっかり秋冬の山中です(笑)。 友達が貸してくれた漫画、一つ目は 『山と食欲と私』信濃川 日出雄 (著) 「山ガール」と呼ばれたくない自称「単独登山女子」の鮎美ちゃん@27歳が 週末ごと、その日に山頂で食べる食材を吟味してかついで登る様子、 登りながら感じること、つぶやきが面白すぎて、貸してもらった6巻まで 一晩でいっき読みしてしまいました。 二つ目は鈴木みきさんの本 『山小屋で、会いましょう!』 『悩んだときは山に行け!』 『山テントで、わっしょい!』 こちらは、How Toの要素も含まれていて、山に行きたいけど何から手をつけたらいい?という 疑問に答えてくれながら、日帰り⇒山小屋⇒テント泊へとステップアップしていく方法、 装備などを漫画で解説してくれるので、あ、わたしでも行けるかも!と勇気がでます。 著者が山を登り始めた20代後半から現在の40代までの 山や社会との向き合い方、心の変遷、 変わるもの、変わらないものなど、こちらにもいろいろ共感します。 この夏は、この他に読んだ本も山に関係するものが多かったように思います。 7月の台湾旅のお供にと持って行ったのは、 登山家、冒険家の 植村直己さんの「青春を山に賭けて」 。 1971年に出版された本ですが、まったく古さを感じない、植村さんの想い、冒険しているときの 息づかいや興奮や落胆、葛藤など、こころの移ろいもぐいぐい伝わってきます。 何よりも、文章がうまい。山で自分と長時間向き合っているからでしょうか。 読ませるし、惹きこまれるし、一期一会で出会った女性とのやりとりなど、 本当にこちらが 照れてしまいそうに面白い。 日本人エベレスト初登頂をはじめ、世界5大陸最高峰登頂記録という偉業を成し遂げた 遠い存在の植村さんだからこその、この言葉がぐっときます。 -----------------------------------------------------------------------------...