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太陽礼拝☀で身につける、柔軟性より大切な身体の連動性

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もう10年以上前になりますが、〈心の省エネ〉について書かれた新聞のコラムを読んで、なるほどなぁと思い、備忘録にとブログに綴ったことがあります↓↓ 今でも、年末年始や年度替わりのころになると思い出すお話です。 心の省エネについて 変えようがない過去のことや、まだ起きてもいない未来のことに、無駄な時間や頭や心のエネルギーを費やすのではなく、『今、目の前にあることにひたすら集中して、ひとつひとつ丁寧にこなすこと』。 今を大事にすれば、結果として未来につながって、今に活かせる過去も創られていく そして最近つくづく思うのが 〈身体の省エネ行動は怪我のもと〉ということ 疲れているから、少しの時間があったら寝たい 運動なんてとんでもない そのお気持ち、よくよ~くわかります。 わたしもそうでしたもの ⇒⇒ 週一回以上運動してますか? ほんとトホホな30代半ば~40代半ばの10年間。 ふとしたきっかけでヨガに出会い 、あの不健康ライフから脱却できてよかったなぁと歳を重ねた今、しみじみ思います。 日々の生活のなかで、運動不足だったり、小手先で用を済ませたりと身体の使い方がじゅうぶんでなかったとしても、その場ではさほど問題はないかもしれない。 特に、体力のそこそこある若いうちなら・・・ でも適切でない身体の使い方をしつづけると、 使わない、または負荷をかけすぎるという関節や筋肉のアンバランスがおきて、 いつの間にか、身体全体を連動させた動きが難しくなってしまうという事態に。 老年期になると、転倒したら自力で起き上がれないということも・・・他人事ではないなと。 幼少期のこどもは 野生動物のように 、身体全体の筋肉や関節を連動させたしなやかな動きをしています。 こどもの頃は柔らかかったのに・・・というのは、確かに一理ありますが、大人よりも筋力の少ないこどもは、全身の筋力や関節を協調させて動くために、しなやかに、柔らかに見えるらしいですよ。 大人になると筋力が増し、全身を協調させなくても様々な動作ができるようになるかわりに、負荷が分散されずに特定箇所にのしかかるため凝ったり、疲れやすかったり、怪我をしたりするようです。 だから、身体を動かすときに意識したいのが、野生動物やこどものように、 すべての動作は〈動かしたい部位〉だけではなく〈全身の連動性〉を意識してみる 大人がブリッジをしようと思うと...

【お知らせ】2025年11月のレッスンスケジュール

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11月のレッスンスケジュールをお知らせします 🍀定期的にいらっしゃる皆さんのご希望日をお聞きして調整次第、10月末ごろから空席状況のお知らせを開始します 🍀はじめての方も、空席状況に応じてできるだけご参加いただけるよう調整しますので、お気軽にご相談ください ▶空席状況のお知らせはこちらから⇒ Instagram @yogaolivier ▶レッスン内容のお問合せやご予約はこちらより⇒ LINE公式アカウント Yoga Olivier 本当は毎年やるものなんだと思いますが、、、 今はそれほどガシガシと練習することも、人もいないため、調律師さんと相談して2年に一度、ピアノの調律に来てもらっています。 そろそろお願いしないとなぁと、年末のあわただしさに”心”が巻き込まれる前にと思い、連絡をしました。 ピアノの保証書を見ると、昭和52年納品の文字。 実家から受け継いで、もう半世紀近いお付き合い。 相棒と呼べるほど、わたしも、息子たちも、まったく、全然、ピアノはうまくはないのですが・・・(;゚Д゚) 調律師さんが、「大事に使えば、もう半世紀大丈夫ですよ!」と太鼓判をおしてくださって、 電気も使わないし、木材やフェルトといった天然資源で作られているし、昔ながらの楽器全般がそうですが、ピアノってサスティナブルでエコなものだなぁと毎回感心しきり。 人間の身体もおなじ。 究極の天然素材。 だからかなぁ、ヨガをすることは、ピアノの調律にどこか少し似ているんですよね。 調律師さんが耳を澄ませて、何度もおなじ音をポーン、ポーンと響かせながら、わずかに弦を緩めたり、締めたりする様子は、 ヨガの練習で、ゆっくり呼吸をしながら、関節やそのまわりの筋肉の状態を感じて、伸ばしたり、縮めたり、緩めたり、強めたりしているのとおんなじこと。 ”うまくなること”や”上手にできること”が目的ではなく、 その時の、その土地や部屋の湿度や気温、環境にいちばん最適な状態にチューニングすること。 ほこりが溜まらないように、日々の練習も大切。 取り替えのできない身体をできる限りメンテナンスしながら、大切に使い切りたいものです。 ヨガは静かに過ごすことの練習 自分を調え、日常に溢れている無数の幸せや美しさを感じ取る心が働けば、どんな困難な状況のときも、思い通りにならないときも、ほんの少し前を向くことができる。 ...

ときには亀のように甲羅のなかに身を潜めてみる

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暑かった夏をちょっとずつ忘れさせてくれる過ごしやすい季節になってきました。 ここからは少しずつ穏やかにすすんでいっていただきたいものですが・・・ 期待薄ですかね~(;゚Д゚) 陽が短くなってきて、気温も下がっていくにつれ、なんでしょうか、自分でもアレって?って思うくらい気持ちがモヤっとするというか、やる気がおきないことが多いです。 そして、もうちょっと進むと、あったかい布団から出るのがしんどくなってくるんですよね。 それでも、感情に振り回されないよう、やっとやっとでもなんとか起きたら、マットをしいて、まだ仄暗い外を眺めながら白湯をすすり、しばし坐り、そして立つ。 マットに立ってしまいさえすれば、自然に身体は動きはじめるから。 夏に向かって身体が温まりやすく、気分も高揚していく季節とは違い、 寒い季節の練習について意識しておきたいことをふたつほど。 ✅ 寒いときこそ、呼吸を深めて少し音を感じるくらいにしっかりと 身体は本当に不思議で、冷たい日でも自ら熱を生み出し、余分な熱を逃がすことができます。 暖房や厚着ももちろん助けになりますが、実際に身体を「内側から」温めてくれるのは動くこと、動かすことそのものだから。 レッスンのはじめに行う呼吸法〈プラーナヤーマ〉は、自律神経を整える〈アヌローマ・ヴィローマ〉片鼻呼吸を主におこなっていますが、気温が下がっていくこれからは 〈カパラバティ〉火の呼吸 の出番が多くなります。 前回のブログでお伝えした〈呼吸筋〉 をしっかり使うので、身体が芯から温まります。 はじめは難しく感じる方もいらっしゃいますが、サンスクリット語でカパラ=頭蓋骨 バティ=輝かせるという意味のとおり、慣れてくると、身体も気持ちも大掃除されて、リセットされる爽快感を味わえますよ。 レッスン中だけでなく、思いついたら、深く、しっかり息をしてみてくださいね。 スマホのバッテリー心配するよりも、自家発電、自己充電しましょう。 ✅寒い時期は特に、背中(腰・肩・首)に注意しましょう 気温が低いと筋肉は熱を生み出そうとして収縮しているうえ、布団の中で丸まって過ごす時間も増えるため、身体が十分に準備できていないときに動くと、ケガをしやすくなります。 わたし自身、真夏の練習に比べて、朝いちばん、動き始めは、身体が硬いなと思うことが増えてきました。 長袖や靴下などで重ね着をして練習を...

【お知らせ】2025年10月のレッスンスケジュール

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10月のレッスンスケジュールをお知らせします 厳しかった夏の暑さもようやくやわらぎ、過ごしやすくなってきましたね 秋の虫の音を聞いたり、そよそよとした心地よい秋風を感じたり、自然のリズムに寄り添って、心と身体のチューニングしてきましょう ・・・ 🍀定期的にいらっしゃる皆さんのご希望日をお聞きして調整次第、9月末ごろから空席状況のお知らせを開始します 🍀はじめての方も、空席状況に応じてできるだけご参加いただけるよう調整しますので、お気軽にご相談くださいませ ▶空席状況のお知らせはこちらから⇒ Instagram @yogaolivier ▶レッスン内容のお問合せやご予約はこちらより⇒ LINE公式アカウント Yoga Olivier 山梨の ほったらかし温泉♨ にはじめて行ってみました 夏の蓄積された疲れが、涼しくなると解消されてもいきますし、思わぬところで顔を出して不調につながることもあります。 とくに、寒暖差のある春と秋は、ぎっくり腰や背中が硬直する痛みが出やすいとき。 なんとなく調子でないとき、同じ姿勢を長くしていたとき(朝お布団から出るときも!) 動き出す前に、落ち着いて深呼吸。 ✅呼吸筋を意識して、まずはしっかり吐く 呼吸は「肺がしている」と思われがちですが、実は肺そのものは自分でふくらんだり縮んだりすることはできない臓器。 肺は胸郭(肋骨で囲まれた部屋)の中にあって、胸郭が広がることで空気が入り、胸郭がしぼむことで空気が出ていきます。 この 胸郭を動かしているのが〈呼吸筋〉と呼ばれる筋肉 たち。 代表的なのは〈横隔膜〉ですが、そのほかにも胸、お腹、背中などに複数の呼吸筋が存在しています。 空気を吸うための筋肉〈吸息筋〉は主に胸より上に、吐くための筋肉〈呼息筋〉はおなかのほうに集中しており、それぞれがシーソーのようにバランスを取り合って呼吸を整えてくれています。 だから横隔膜の働きに加えて、 呼吸筋の柔軟性と活動を高めること で 胸郭可動域が広がるので、空気をしっかり吐いて、しっかり吸えるようになるのです。 そして 重要なのは、まずしっかり吐き切ること 。 肺にある空気を一度しっかり吐き切れば、新しい吸気をいれるスペースがそれだけ増えて、酸素をたくさん取り込めるようになり、深い呼吸になっていきますよ。 立っている時、歩いている時、座っている時、知らず知ら...

「何も考えない時間」をつくる

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今日は満月ムーンディで朝練はおやすみ ついつい早起きしてしまったので、久しぶりに島田の千葉山智満寺にお参りがてら山歩にいってきました。 【参考】ハイキングコースマップはこちら この時期お目当ての山門の下の石段を彩る〈秋海棠の花〉 夏から秋への移り変わりを感じさせてくれるちょっと涼しげな雰囲気。 去年はじめて見た〈タマゴダケ〉 がないかなぁと探しながらゆっくり山道を歩いてみたのですが、”イノシシ”ブルドーザーにやられたのか、まだ時期がちょっと早いのか、発見できず。 雨上がりの”キノコ祭り”を期待していったら”蜘蛛の巣祭り”。 なんど囚われたことか・・・。 まだまだこの暑さなので、山歩きイベントを企画したり、気軽にお誘いできないのが本当に残念。 本堂から少しあがったところに1530年代創建といわれる〈薬師堂〉があります。 医療と健康の守護仏といわれる薬師如来を祀っているので、ちょこっと顔をだしてごあいさつがてら、ご真言を唱える。 オン コロコロ センダリ マトウギ ソワカ  oṃ huru huru caṇḍāli mātaṅgi svāhā 聴こえてくるのは蝉や鳥の鳴き声だけで、樹齢800年以上とも言われる杉の樹、茅葺の歴史ある本堂、青空という静謐な空気に包まれているので、自然と頭の中の考えごとはとまって、美しいご真言の音だけになっていく。 膝を治してくだされ、この痛いのをすぐになんとかしてくれ<(_ _)> といったまるだしの欲望はすっと引っ込む(笑)。 真言はインドのサンスクリット語のマントラが起源で、音そのものに力が宿っているとインドでヨガの勉強をしたときに習ったことがあるけれど、 ご真言を唱えるときは音に集中するので、頭の中の考えごと、思考が止まり、とてもゆったりとした時間を自然に過ごせます。 気の流れの良い場所で、身体をたっぷり動かした後などはいっそう。 スリランカのへそに位置する〈ナーランダ寺院〉 ここも深呼吸したくなる場所でした やるべきことをやって、自分の治る力〈自然治癒力〉を信じて、時間薬が効いてくるのを待つ、その力を持ち続けられるよう薬師如来に護ってもらっている、背中を押してもらっている そんな感じかな。 お気づきの方もいるかもしれませんが、 この真言のはじめの〈オン〉はॐ oṃ〈オーン〉 いつものヨガのレッスンのはじ...

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