森で五感を研ぎ澄ます時間
暦の上では〈夏のはじまり〉とも言われる「立夏」。 爽やかに晴れた5日、予定通り、藤枝の びく石(石谷山)に山歩き に行ってきました。 ご参加くださった皆さん、おつかれさま&ありがとうございました。 駐車場や登山口、コースもわかりやすいので、お友達やご家族を誘って、ぜひ〈山歩き〉楽しんでくださいね。 ヨガ教室でもまた計画します♪ それにしても、森の中ってほんと気持ちがいい。 目に入ってくるのは、青空、太陽の光、樹々や草花の生命力あふれんばかりの緑。 足元の大地は、雨水がじわっと滲みだしたり、冬の間に落ちた葉が堆積してふかふか。 耳には、ここちよい小川のせせらぎ、鳥のさえずりの音。 息を吸うと、むんむんと濃ゆい土や植物の匂い。 立ち止まって、胸を大きく広げて深呼吸すると、 もう、大げさではなく、全身を裏表ひっくり返して、じゃぶじゃぶと洗ったような爽快感。 五感が研ぎ澄まされ、生物の本能がよみがえるような感覚とでもいいましょうか。 日本の森林率は約7割、世界平均(3割)を大きく上回っているこの世界有数の森林国に暮らしていて、〈山歩き〉しないのはもったいない。 都市で暮らしていると、息をするのにもお金がかかるような感覚に陥ると書かれていたのは、 「人間の土地へ」の小松由佳さん だったかな、確か。 (内容はもっともっと深いもので、日本人女性としてK2初登頂した小松さんが、その後、フォトグラファーに転身、まだ牧歌的だったシリアを旅したこと、内戦や難民のこと、家族のことを綴ったノンフィクションで、読み応えのあり過ぎる本です) ご近所の低山 なら、半日ほどの時間のゆとりさえあれば、お金はたいしてかかりません(笑)。 しかも、リラックス効果ばつぐんで、体力がつくというおまけ付きです。 連休明け、またコツコツとした日常の習慣やルーティンが暮らしのリズムを整えてくれますね。 でも、毎日が〈同じことの繰り返し〉になり過ぎても、ちょっと退屈だったり、疲れてしまうし、 かといって、毎日が〈旅のような日々〉〈刺激的な目まぐるしい日々〉だったら、それも、なかなか落ち着かない。 いつもと違う角を曲がってみる、寄ってみたかったお店に入ってみる、ふだんは使わない食材やレシピを試してみる、花を飾って季節を感じる、靴下の色を変えてみる、休日に近所の山を歩いてみる、ヨガのレッスンに行ってみる!?・・・etc.