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今の自分の暮らしにあったヨガを習慣に

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ヨガのレッスンというと、わたしがレッスンをしているシヴァナンダヨガのように、ガイドのリードにあわせて、呼吸法やポーズを行うことを思い浮かべる方が多いと思いますが、自分のペースで練習するヨガレッスンというのもあります。 わたしが、一昨年前から練習に通っているアシュタンガヨガの”マイソールクラス”がそれにあたるのですが、クラスの時間中、参加者ひとりひとりが自主練をしていくなか、先生は巡回してポーズの指導をしてくれたり、アジャスト(正しい位置に調整)してくれたり、励ましてくれたりと、いわば一対一の関係で練習を行っていきます。 (※アシュタンガヨガにもガイドがリードする”レッドクラス”もあります) リードに身をまかせることで日常の喧騒から離れ、深いリラックスを得られるヨガも、  自分の呼吸音を頼りに、自ら主体的に動き練習するヨガも、  どちらもそれぞれに素晴らしい効能、良さがあります。 ポイントは、今の自分の暮らしにあったヨガを、“習慣にしていく“こと。 わたしが初めて出会ったヨガは、たまたまシヴァナンダヨガだったのですが、それがアシュタンガヨガだったら、、、 もしかしたら続けていなかったかもしれません。 30代のわたしは、暮らしが忙しすぎて、体力も気力もなければ、今のように毎朝自主練する時間も、余裕もなかったのです (→ブログ:週に一度以上運動していますか?) 。 シヴァナンダヨガの特徴でもある 『身体を巡る旅』 にふわりと連れていってくれるリードは、”していることも忘れていた”呼吸が自然に深まり、冷たく強張っていた身心がほぐれて温まり、体力も自然に養われ、当時のわたしにはピタリと合っていました。 そして、時間に少しずつ余裕ができてはじめたアシュタンガヨガは、今や欠かせない存在になり、同時に、シヴァナンダヨガのポーズがより深まっていく相乗効果に驚く日々。 また、この先10年後、20年後、身体能力が変化していくのにあわせて、どんなヨガを習慣にしていくのか、楽しみでもあります。 7年間続いた息子たちのお弁当作りも終了 毎朝の太陽礼拝とNHKラジオがお伴でした 皆さんは、いま、どんな暮らしで、どんなヨガが必要ですか? ヨガに限らず、運動や家事や仕事でも、普段使っていなかったところを急激に動かしたり、慣れていない動きをすると、激しい筋肉痛になったり、ひどく疲れた...

ザリガニの鳴くところ(著:ディーリア・オーエンズ)

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2週に一度、図書館で小説やエッセイ、雑誌も織り交ぜて10冊ほど借りてくるのがわたしの楽しみのひとつなのですが、多忙を極めた3月後半に借りた本は、ほとんど読めず”積読状態”でした。 連日の引越作業で、移動中、電車で読もうとしても気づくとうたた寝してるし、夜は20時過ぎたら意識朦朧としてきて読書どころではない、寄る年波には抗えません(笑)。 脳の疲労は、興奮を鎮めたり、違う世界に連れて行ってくれる読書や映画が効きますが、身体の疲れは眠るコトがいちばんなんですね。 そんなわけで、静かな日常が戻りつつある4月になってから、たまった本を猛烈に消化中。 その中の一冊が 「ザリガニの鳴くところ」 でした。 いつのタイミングでこの本を予約したのかも、何がきっかけでこの本を読みたいと思ったのかも思い出せず、Google先生に書評を聞くと、ものすごく高評価。 しかし、次の予約がついているので延長できない。 まぁまぁのボリュームで、返却日も迫り、もう読まずに返すしかないかと思ったのですが、読み始めたら、惹きつけられて止まらず、一晩で読了。 ああ、読んでおいてヨカッタという満足感。 舞台は1950年代~70年代のアメリカ。 貧しい白人一家に生まれた少女が、わずか6歳の頃から母や兄弟に次々に見捨てられ、電気も水道もない、カビや虫がわく湿地の小屋でひとりで生きていくことを強いられるという物語。 ジャンルは?と問われると、変死体発見からはじまる推理小説でもあり、差別に苦しむ少女や人種間の問題を顕わにする社会派小説でもあり、淡い恋心から痛手を味わう恋愛小説でもあり、作者が動物学者であることから、野生の動植物たちのうごめきやにおい、色や鳴き声、美しさと残忍さといった生態まで緻密な描写が素晴らしい自然小説でもあるという縦横無尽な、不思議な構成。 ミステリーが根底にあるので最後まで気が抜けません。 わたしが強く感じたのは、社会に対して理不尽さや生きづらさを感じることは、大なり小なり誰にでもあるけれど、たぶん、きっと、少女カイアほどではないはずというコト。 そんな凄まじい生い立ちの少女カイアが、 孤独や寂しさ、空腹にただ屈するのではなく、毎日をただただ必死に生き、 友人から読み書きを教えてもらい、独学で学んだ言葉の力を糧にカイアらしく成長していくのですが、 恐いくらいの荒々しい野生の奥深い湿地帯の、生物た...

8周年

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4月になりました。 異動や進級、進学、入学、初出勤など、新しい生活をスタートされる方、サポートする方も多いと思います。 ペースが掴めるまで、どうぞお身体大事にお過ごしくださいね。 わたし自身、息子たちのサポートに東奔西走した、3月の新幹線や高速道路の総移動距離を試しに計算したら、2,000㎞を超えていました。嗚呼、疲れたはずです(笑)。 忙しく混乱しているとき、感情が乱れるとき、疲れがたまったときは、呼吸法〔プラーナーヤーマ〕がおすすめです。 ほんの10分間だけでも、気持ちがほぐれ楽になり、感情が鎮まりますよ。 続けていくと、呼吸を収め、自分を収め、何事にも静かに打ち克つ強さとしなやかさが養われると言われています。 プラーナーヤーマ〔ヨガの呼吸法〕 ①静かで、空気の澄んだ(風通しのよい)場所に姿勢を正して坐ります ②唇を軽くとじ、目を楽にします ③鼻から寝息をたてるように「フゥンー」と、できるだけ長く息を吐きます ④吐ききったら、今度は「スゥッー」と軽く寝息をたてるようにゆっくり息を吸います ◎穏やかな音をたてながら、「ゆっくり吐いて、ゆっくり吸う」これで1セット  ◎自分の呼吸の音だけに集中して10セットくらい行うと、気持ちが鎮まり、頭がすっきりしてくるのを感じられます (参考:バガヴァッドギーターカード ガイドブックp.83プラーナーヤーマより) ★朝の太陽礼拝を、いつもよりゆっくり、呼吸をより深く長く意識しながらおこなうのもおススメですし、疲れているときはシャヴァーアサナの姿勢でやってみてくださいね   4月8日で、自宅のリビングルームでヨガレッスンを始めて 、まるっと8年が経ちます。 小・中学生だった息子たちは18歳と22歳になり、背の高さや風貌の変わりっぷりに、8年という歳月の流れを実感しています。 育児と仕事の両立で悶々としながらも、たぶん、定年まで勤めるんだろうなぁと会社員をしていた30代最後の年、習っていたヨガの先生に「今年もインド行くけど、現地集合で良かったら来ない?」と誘われたのが、今に至るすべてのはじまりでした。 「40になる節目の誕生日だし、有休も余ってるし、行ってみようかな?」と夫に聞いたら、ぎょっとしながらも(そりゃそうだ)、「まぁ年末年始だし、息子たちのケアは実家に協力してもらってなんとかするよ」...

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