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ヨガ哲学講座 備忘録

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先週末は アシュタンガ静岡のhitomi先生主催のヨガ哲学講座 でした。 昨年に引き続き「生徒さんたちも良かったらご一緒にどうぞ~」とお誘いいただき、今回は3人のお客さまと参加しました。 アーサナ(ヨガのポーズ)やプラナヤーマ(調息)の練習は 〈身体の免疫力〉向上 に、 ヨガ哲学を学ぶことは 〈心理的な免疫力〉をつけること に役立つ ということを、古来の聖典をやさしく紐解きながら、楽しく教えてもらいました。 『火事がおきてから井戸を掘っても遅い』 ↑↑ 何ごともない時に準備しておく、重大な病に気づいてからあわてて生活習慣を変えたり、運動をはじめても遅い 『あるがままを、あるがままに見るために、学ぶ』 ↑↑ 真実を見極める知識を持つ、不安をかきたてるような余計な妄想はしない また備忘録もかねて綴っていきますね。 インド リシケーシ のガンジス川 バガヴァッド・ギーターの主人公アルジュナとクリシュナ神のモニュメント ヨガでは、良い仲間がいることやその場のことを〈サットサンガ〉と言います。 〔サット=真実 サンガ=集まり〕 哲学講座の最後に、このサットサンガ(良い仲間)が知性を拡げ、無知と心理的苦痛を破壊してくれるというお話がありました。 ヨガを学ぶインドのアシュラム でも、毎日、朝6時と夜8時の2回〈サットサンガ〉があり、清澄で、なんとも心が落ち着くひとときでした。 今回参加させていただいた〈ヨガ哲学講座〉や〈小さなヨガ教室〉も広い意味で〈サットサンガ〉なんだなぁと思います。 国籍、宗教、性別、年齢問わず、万人を受け容れてくれる 祈りの光景が日常でした リシケーシを訪れたのは2014年でした 「ヨガって体に良いし、気持ちが落ち着くよね~!」といっても、まったく興味のない方には、おっと~!!とドン引きまではいかなくとも、ちょっと引かれることもありますよね。 「この人、いよいよ変な宗教はまったか!」とか、「今度会うと壺や石を売りつけられるかも!?」などなど心の中で思われてたりして・・・(笑)。 でも、それは、どんな趣味、興味、仕事でも同じであって、共通の話題で話せる仲間や場があるというのは何よりも楽しいもの。 わたし自身が週一回練習に通っているのも、先生に練習を見てもらうコトはもちろんだけれど、練習仲間と過ごす時間や会話が気持ちを充足させてくれるから。 家で自主練をするとき...

図書室からはじまる愛(著:パドマ・ヴェンカトラマン)

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土曜のレッスンを終え、日曜早朝通いの自主練が終わると、月・火がオフのわたしの一週間は一段落。 年末年始のお休みに読もう!と借りた本の返却期限が、あっという間にせまってきたので、山に行くのは来週のお楽しみにして、今週は耽読。 コロナで実質上の鎖国!?状態になって2年あまり、テレビの旅番組が軒並み再放送や再編集になっていくように、図書館の〈旅行記の書棚〉も目新しいものがなくなってきているように感じます。 そんな中、図書館のマイ巡回ルートに追加されたのが〈外国文学の翻訳小説の書棚〉。 映画化された物語の原作本をはじめ、以前はあまり翻訳されてこなかったであろう北欧、アジア、南米と様々な国の現代作家が書いた物語の翻訳本も続々と増えていて多種多彩。 映画や海外ドラマも英米以外の国の作品、増えてきましたものね、これぞネット時代の恩恵、万歳。 なかでも、Y.A(中高生向け)コーナーにある翻訳小説は、ストーリーや人物像、人間関係、心理描写が大人向けのものよりシンプルなので、物語に入り込みやすく、訪れたことのある国だったら、なおのこと、より身近に感じたり、新しい面を発見できたり、楽しさが募ります。 インド、チェンナイ生まれ、19歳の時に進学で渡米した女性が書いた小説 『図書室からはじまる愛』 もそのひとつでした。 カーストの最高位ブラーフマン一族の物語ということもあり、ヒンドゥの神々の祭りの描写とともにストーリー展開されていくので、 色鮮やかな寺院や供物 、 家々の前に描かれるコーラム 、 新調される晴れ着のサリー、ジャスミンの髪飾りの香りなどインドの情景 がありありと目に浮かんできます。 時代は宗主国イギリスからの独立機運の高まる1940年代、物語は一家が暮らしていたボンベイ(ムンバイ)での8月のクリシュナ生誕祭から始まり、ガネーシャ祭が終わるころ、一家の生活は激変し舞台はマドラス(チェンナイ)へ。 ナヴァラトゥリ、ディーパヴァリ、収穫祭ポンガルへと季節が進むごとに、主人公の15歳の少女ヴィドヤの生活も変化し、直面する悲劇や葛藤、社会や家族の束縛に負けず、人生の階段をひとつずつのぼって成長していきます。 物語の重要な構成要素でもあり、ヴィドヤを支え、勇気づけたのが、秘密の図書室の文学作品をはじめ、暮らしとともに脈々と受け継がれる聖典『バガヴァッド・ギーター』やガンディーが唱えた『非暴...

2022年もよろしくお願いいたします

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新しい一年がはじまりました。 たった日めくり1枚の差だけれど〈1月〉の文字を見ると、真冬の折り返し地点は過ぎ、その先に春があることが確かに感じられて、キュッと縮こまっていた体が少し緩みます。 燦燦と降り注ぐ陽光にいちばん感謝が感じられる時期かもしれませんね。 栃山川沿いの蝋梅(ロウバイ) ジョギングしているとふわっと良い香りです そうはいっても、来週はセンター試験、2月、3月には中学や高校の入学試験と 受験生が身内にいる方は気持ちがざわっとする時期になりました。 朝早い時間からのお弁当作り、夜遅くまで起きているお子さんのケアなどで睡眠不足になりがちですが、サポートする側も体が資本。 〈食事・睡眠・運動〉がバランス良く、不足しないよう、まずはご自愛くださいね。 今年の干支は〈寅〉 12年ぶりの再会で「虎というよりクッパだな」と年男の長男談(笑) (レッスン和室の床の間に鎮座しております) 2021年はどんな一年でしたか? 不調があった時のことをちょこっとメモしておくと、次の一年、同じタイミングの時、事前に対策をとることに役に立ちます。 気圧や気候の変化を受けやすい時期、鎮痛剤や便秘薬、胃薬の使用頻度が多いタイミング、疲れやすい、眠くてしかたがない時、などなど、体からの大切なサインである不調を見過ごさず、原因となる習慣〈食べ過ぎ・睡眠不足・運動不足・スマホの使い過ぎ・・・〉を見直してみる。 そうやって自分の弱点を少しずつ減らしたり、工夫して乗り切る術を見つけながら、年齢を重ねても元気でいられるよう、2022年を過ごしいくというのはいかがでしょう。 先月、免許の更新だったのでしみじみ感じたのですが、当たり前に便利に使っている車だって、乗れなくなる、乗ってはいけなくなる日が、そう遠くない未来にやってくるのだなぁと。 人生でいちばん若いのは今この瞬間。 車がなくたって、暮らしも、旅も楽しめるよう、何をするにもやっぱり〈身体が資本〉。 お金がかからず、健康づくりも兼ねた気分転換に〈ヨガと山歩き〉オススメですよ。 今年もぜひご一緒くださいませ。 ストレスに強く、楽しく、立ち向かうためのリラックス 静岡県藤枝市のヨガ教室。初心者から経験者まで少人数レッスンで伝統的なインドヨガを丁寧にガイドします。

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