『袖触り合うも他生/多生の縁』
梅雨入りしましたね。まだ5月なので、少し早い感じがします。 でも、我が家のお庭は万年水不足気味なので、アジサイたちは恵みの雨とばかり喜んでいそうです。 田んぼの蛙たちの鳴き声もひときわ大きくなってなんだかうれしそう。 この小さなヨガ教室を開いてもうすぐ2カ月が経とうとしています。 長い間、「袖触り合うも”多少”の縁」だと勘違いしていた仏教用語の本当の意味が、最近しみじみと心にひびきます。 多少ではなくて、正しくは、他生(前世)の縁。 この誤り、きっと私だけではないはず・・・!? 『袖触り合うも”他生/多生”の縁』 他生: 「今生(こんじょう)」、つまり現世(げんせ)に対する「前世(前生)」と「来世(後生)」 多生:この 世に何度も生まれかわって多くの生をうけること、すなわち、生と死を繰り返す「 輪廻転生 」 ※多生と他生は併用されることが多いようです。 道で見知らぬ人と袖がちょっと触れ合うようなささいなできごとでも、それは単なる偶然ではなくてすべて前世からの因縁によるもの。 そう思うと、この小さなヨガクラスを見つけてくれて、扉を叩いてくれるみなさんとの出会いは不思議で、大切で、心から愛おしい。 そして、これまで出会った友達、同僚、ヨガに導いてくれた出会い、ここ最近のインドでの新たな出会い。 本当にすべてが愛おしくありがたく思えます。 皆さん、前世、どこかでお会いしていたかも・・・・!? 現代は科学的、論理的にいろいろなものが解明される世の中ですが、いろんな不思議やハプニングがあるから 人生は深みが増し、そして面白い。 ヨガをすると、外に向いていた意識を自分の内側に向けて・・・とよく言われると思います。 物や情報があふれる世の中に生きていると、どうしても、意識は外に外に向いてしまいます。 いつもは後回しにしがちな自分の身体、心の状態をよ~く観察して、 自分が何が好きで、何が苦手か、何をしたくて、何をしたくないのか・・・。 リラックスした状態で感じていきましょう。 きっと良い変化が現れるはず。 直感を信じて、出会いを大切に・・・・。