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【お知らせ】2021年10月のレッスンスケジュール

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2021年10月のレッスンスケジュールをお知らせします。 9/29~10/1までお休みをいただき、 大雨に降られ半分で断念した熊野古道 小辺路旅 の残り半分を歩きにいってきます。 山中は電波が届かない場所もあるため、10月のご予約、お問合せへのお返事が遅れる場合がございます。ご了承くださいませ。 旅や山歩きの楽しみは、景色や人との出会い、歩くコト、食べるコト、自然の中でリラックスするコトなどですが、意外と、地味に楽しいなと感じているのが装備の工夫や荷造り。 背負っていけるものに限りがあるので、可能なかぎりアイテムを少なく、使い回しができたり、ゴミを出さない工夫をすることは、暮らしにも役立ちます。 関野吉晴さんのグレートジャーニーにでてくる「シンプル」の一節 をご紹介したことがありますが、同じく山歩きをする医師で作家の 南木佳士さんの紡ぐ言葉 も、柔らかでありながら、忘れてはいけないことをそっと思い出させてくれます。 食べるもの、飲むもの、保温するもの・・・・そういう雑貨を背にしょわないと生きていけない貧弱な「わたし」の前を、身ひとつのカモシカが、ライチョウがやすやすと通りすぎる。 そんなこっけいなかっこうでおまえはなにをしているのだ、と動物たちに問われているような気がして、赤面しつつ笑いだしたくなる。 『山行記』(著)南木佳士 より 涼しくなって山歩き再開! 最近カモシカ遭遇率が高いです、良いコトなのかどうかは別として・・・ 〈生き物〉として、もともと備わっている〈生きる力〉や〈感性〉をスマホや便利家電、インスタント食品や使い捨てグッズにすっかり明け渡してしまうことのないようにしたいなと強く感じるのは、年齢を重ね、時間に余裕ができてきたことも理由のひとつかもしれませんが、きっと同じように感じている方も多いんじゃないかなぁ。 自分の足で歩くこと、時間を紡いで何かを作ること、草木や花、野菜を育てること、子どもを育てること、ヨガで身心をメンテナンスすることも、 時間はかかるし、思い通りにいかないこともあるけれど、 手をかけた分、喜びや思いがけない発見もあったり、 手をかけてもらった誰かに感謝の気持ちが生まれることも。 仕事や育児、介護などで猫の手も借りたいくらい忙しい方も多いと思います。 焦らず、無理せず、身の丈にあわせて、 今できる、小さなコトから、楽しんで

温かい飲み物のオプションに〈お白湯〉を加えてみませんか?

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ちょっと飲み物でも・・と思った時に、温かいものがホッとする季節になってきました。 朝の淹れたてのコーヒー、ミルクたっぷりのチャイ、緑茶、ハーブティ、スパイスたっぷりのホットワイン、卵酒。 目を覚まして身体にエンジンをかけたり、身体を温めたり、気分をリラックスさせてくれたり、風邪のひき始めに効果があったり、気分や体調、時間帯でいろんな飲み物を楽しむのも良いですよね。 でも、なんといっても、いちばん手軽で(沸かすだけ!)、お金もかからず(水と火だけ!)、しかも身体にやさしいのが《お白湯》。 インド発祥の伝統医学アーユールヴェーダでは、〈お白湯〉はどんな体質の人でも、 足りないものを補い、過剰なものを排出する働きをする万能の飲み物 という位置づけ。 また飲む時間によっても効果が少しずつ変わるといわれています。 ◆朝◆ 寝起きの体は一日のうちでいちばん冷えているので、胃腸を温め、代謝をあげて、活動スイッチON、排泄も穏やかに促してくれてスッキリします。 ◆食前◆ 消化吸収力を高めるとともに、食べ過ぎ防止効果。 小腹が空いたとき、慌てて何かを口に入れる前に、お白湯をゆっくりすすってみましょう。 ◆就寝前◆ 副交感神経を優位にしてくれるので、リラックスして眠りにつきやすい効果があるそうです。 洗い物をするときに、冷たい水よりもお湯のほうが油よごれを落とす効果が優れているように、眠っている間に胃腸をお掃除して、ゆっくり臓器を休ませてくれます。 〈お白湯〉って味がなくてなんだか飲みにくい、という方は、 以前にもご紹介したスパイス白湯 からはじめるのもいいかもしれません。 お湯を沸かしたり、お気に入りのカップに注いだり、ふ~ふ~と冷ましながらゆっくり味わう〈時間〉も大切に。 旬のものは、いつの季節も美味しいですが、秋はまた格別。 胃腸すっきり、消化力アップで、美味しい秋を過ごせますように。 カラダの不調を整えるスパイス白湯(著:市野さおり) 看護師であり、鍼灸師でもある著者の、一年を6つの季節(春・梅雨・盛夏・長夏・秋・冬)に分けて、それぞれの気象条件から生まれやすい不調に対する”スパイス白湯”を提案してくれる本。 スパイス白湯に加えて、気圧に左右されない適度な筋肉をつけることも、リンパの流れを滞らせないコツですよ。

ヨガは静かに過ごすことの練習

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8月はじめ、わたしが毎週練習に通っているシャラでWSがありました。 思えば、ざわついてはいたけれど、まだまん延防止も出ていない嵐の前の静けさのような時でした。 このひと月の間、練習中も、暮らしの中でも、ずっと心に響いているのが、 『ヨガは静かに過ごすことの練習、実践』であるという先生の言葉。 便利さを求めるあまりに、かえって機能が煩雑になったり、せっかく空いた時間には用事を詰め込んだり、詰め込まれたりとなんだかんだと忙しい毎日。 心静かに過ごす時間って意外と少ない。 加えて、コロナ禍でウイルスに感染しないよう気をつけるだけでもじゅうぶんなストレスなのに、毎日、毎日「感染者数〇〇〇人」、過去最高ならまだしも!?「〇曜日にしては最高」とか「先週と比べて〇〇人増」とか、どこまでも緊張や疲労感を強いる報道。 外出を控えるよう要請されながらも、オリンピックで世界中から競技者がやってきたり、ふだんと変わらない賑わいを見せる街や観光地の映像は《矛盾》という感情を掻き立て、気持ち穏やかではいさせてくれない。 「心の省エネ」と以前にもブログに書いたこと がありますが、 気持ちが疲れていると感情的になったり、頭の中の堂々巡りのようなおしゃべりが止まらなくなったりと、時間もエネルギーも浪費してしまいがち。 身体を労わり、脳や神経を休息に促すために、 ほんの少しだけでもヨガで静かに過ごす時間を作りましょう。 負のループに入り込んだり、思考が止まらない時には、 バランスのポーズや太陽礼拝のようなリズミカルな動きが効果的です。 何かに没頭しているとき、思考は一点に集中され、呼吸が止まっているかのように鎮まるので、アドバンスなアサナ(ポーズ)にトライしたり、普段あきらめてしまうところでもう一歩粘ってみたりするのもおすすめです。 先週は90分クラスでシルシアーサナ(ヘッドスタンディング)、60分クラスではガルダーサナ(鷲のポーズ:片足バランス)に取り組む時間を作りましたが、没頭できたでしょうか? 身体の巡りが良くなり、呼吸が深く全身、脳まで届くようになると、静かに坐って瞑想することもいくぶん容易になります。 自分が今どんな状態で、何をすべきかも建設的に考えられるようになります。 作家の略歴を見たら、大好きな映画の原作者さんでした! 『イブラヒムおじさんとコーランの花たち』 『100歳の少年と12通

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