温かい飲み物のオプションに〈お白湯〉を加えてみませんか?
ちょっと飲み物でも・・と思った時に、温かいものがホッとする季節になってきました。
朝の淹れたてのコーヒー、ミルクたっぷりのチャイ、緑茶、ハーブティ、スパイスたっぷりのホットワイン、卵酒。
目を覚まして身体にエンジンをかけたり、身体を温めたり、気分をリラックスさせてくれたり、風邪のひき始めに効果があったり、気分や体調、時間帯でいろんな飲み物を楽しむのも良いですよね。
でも、なんといっても、いちばん手軽で(沸かすだけ!)、お金もかからず(水と火だけ!)、しかも身体にやさしいのが《お白湯》。
インド発祥の伝統医学アーユールヴェーダでは、〈お白湯〉はどんな体質の人でも、足りないものを補い、過剰なものを排出する働きをする万能の飲み物
という位置づけ。
また飲む時間によっても効果が少しずつ変わるといわれています。
◆朝◆
寝起きの体は一日のうちでいちばん冷えているので、胃腸を温め、代謝をあげて、活動スイッチON、排泄も穏やかに促してくれてスッキリします。
◆食前◆
消化吸収力を高めるとともに、食べ過ぎ防止効果。
小腹が空いたとき、慌てて何かを口に入れる前に、お白湯をゆっくりすすってみましょう。
◆就寝前◆
副交感神経を優位にしてくれるので、リラックスして眠りにつきやすい効果があるそうです。
洗い物をするときに、冷たい水よりもお湯のほうが油よごれを落とす効果が優れているように、眠っている間に胃腸をお掃除して、ゆっくり臓器を休ませてくれます。
〈お白湯〉って味がなくてなんだか飲みにくい、という方は、以前にもご紹介したスパイス白湯からはじめるのもいいかもしれません。
お湯を沸かしたり、お気に入りのカップに注いだり、ふ~ふ~と冷ましながらゆっくり味わう〈時間〉も大切に。
旬のものは、いつの季節も美味しいですが、秋はまた格別。
胃腸すっきり、消化力アップで、美味しい秋を過ごせますように。
カラダの不調を整えるスパイス白湯(著:市野さおり)
看護師であり、鍼灸師でもある著者の、一年を6つの季節(春・梅雨・盛夏・長夏・秋・冬)に分けて、それぞれの気象条件から生まれやすい不調に対する”スパイス白湯”を提案してくれる本。 スパイス白湯に加えて、気圧に左右されない適度な筋肉をつけることも、リンパの流れを滞らせないコツですよ。