熊野古道 小辺路を歩いてきました
一週間のお休み、ありがとうございました。 世界遺産 熊野古道の小辺路を歩いてリフレッシュ&充電してきました。 緊急事態宣言下の大阪を経由していったこともあり、さきほど、抗原検査キットで簡易検査を済ませたところ、陰性でした。 念のため、ご報告しておきますね。 5月26日(水)より予定通りレッスン再開します。 お休み中にご連絡いただいたみなさまには順次お返事をしておりますが、もしまだ届いてないよという方がいらっしゃったら、すみません、お手数ですがご連絡くださいませ。 田辺市熊野ツーリズムビューローHPより 6年前の秋に中辺路を歩き 、もし小辺路を歩ける日が来るなら新緑のいちばん美しい5月に!と入念に温めてきた計画にもかかわらず、まさかの梅雨入り・・・(-_-;) 紀伊半島はもともと雨の国。 4日間山道を歩くのだから、雨が降る日もあるだろうとは覚悟していましたが、全行程ほぼ雨、とどめのように最後は大雨警報!となると、もう、 『ハハ~、参りました』 とただ、ただ平伏すのみ・・・<(_ _)> 大自然に完敗。 瑞々しい新緑の中にヤマツツジが咲いているところは ふわっと明るく天女が舞い降りてきたみたい ただひとつヨカッタなと思うのは、雨の中の山歩きもそう悪いものではないと気づいたコト。 負け惜しみではなく(笑)。 雨の中、山に行くなんて酔狂なことだと思っていたのに、歩いてみれば、山中は樹木や葉が傘や屋根代わりになって雨脚は弱まり、霧の中を夢中で歩いていて、ちょっと明るくなったな、とふと顔をあげると神秘的な雲海が広がり思わず息をのむほど。 晴れの日の青空や草木や花の美しさはもちろんのことだけれど、雨の日の瑞々しい新緑の森、たっぷりと水を含んだやわらかな大地もなかなかどうして。 通勤や通学などの社会生活の中では、時に疎ましいと感じる雨も、自然とともにある暮らしの中だったら恵の雨、命の水。 受け止め方、感じる側の勝手な都合なんだなと。 何百年、何千年と脈々と命のバトンタッチをしてきた山中にいると、時間が拡がるというか、流れが止まったかのような感覚になり、同時に、人間以外の生命の存在や圧倒的な力強さを目のあたりにして、それは神々しくもあり、畏れを抱くほどでした。 一緒に歩いた友人が《戦車》と表現するほどの、“こぶし大“サイズのカエルに何度も何度も、何度も何度も(涙)遭遇して...