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2025年もよろしくお願いいたします

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もう3周目、もしかしたら4周目の出番になるのかもしれない床の間に鎮座する〈干支置き物〉 若かりし頃、父が旅先の京都で一目惚れして買ったという伏見人形で、 年末になると翌年の干支置き物が届いて家族でワクワクしながら箱を開けたのをなんとなーく覚えています。 12年に1度しかお目にかかれないので、家族全員がほぼその姿かたちを忘れていて毎回新鮮、年によってはとても斬新(笑) ただ友人が「潜在意識に刷り込まれる姿!」と表現した〈猿〉だけはわたしも忘れられない。 きっとなにかご縁があって家に来てくれたので、どの年の干支も守り神のようでありがたいなぁと思うのです。 白蛇さんの見守るこの和室で 新しい年も健やか過ごせるようヨガの練習ご一緒しましょう。 よろしくお願いいたします。 12という数字は不思議ですね 10進法が主流となっても、暮らしのリズムである季節や暦、時間や年数などは12進法が定着しているのは、わたしたちの暮らしが〈月〉と深く関係しているからなんだそう。 地球が今の環境、つまり生命体が暮らせる状態をキープできているのは、月の引力があるからだと チコちゃんでも放送してました ね! ヨガの歴史は古く起源2500年前のインダス文明にあると言われています。 今ほど社会的にも文明的にも発達しておらず、古代の人々は月や太陽、風雨など自然現象をより注意深く観察したんだろうな。 〈自然に寄り添う暮らし〉、なんて生易しいものでは全然なくて、 厳しい自然環境の中で生きぬくこと、生命を繋ぐことに全力を注ぐことが〈生きる〉ということだった時代。 そんな営みの中で生まれた〈より良く生きる〉という知恵のひとつがヨガだったのかもしれません。 高草山山頂の鳥居から臨む富士山 今年もみなさんを山に連れ出したい😊 まっさらなおろしたてのノートに新しい文字を書くときのように、 新しい服に袖を通すときのように、 新年は、どんなこともちょっと丁寧に始めたいなという気分になりますよね。 カラダとココロもまっさらにリセット! 1月4日(土)レッスンスタートです😊 まだ空席ありますよ。 帰省中の方も、飛び入り参加も大歓迎💕 ご予約お待ちしております ▶レッスン内容のお問合せやご予約、空席のお知らせはこちらより   ⇒ LINE公式アカウント Yoga Olivier

【お知らせ】2024年12月のレッスンスケジュール&山歩きで忘年会のお誘い

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12月のレッスンスケジュールをお知らせします。 ・定期的にいらっしゃる皆さんのご希望日をお聞きして調整次第、11月末ごろに12月の空席状況のお知らせを開始します ・曜日によってはご予約が混み合い、お返事をお待たせしてしまうというちょっと面倒な予約方法にお付き合いくださる皆さんに本当に感謝してます🙏 ▶空席状況のお知らせはこちらから⇒ Instagram @yogaolivier ▶レッスン内容のお問合せやご予約はこちらより⇒ LINE公式アカウント Yoga Olivier お知らせ:山歩きで忘年会のお誘い 【日時】 2024年12月8日(日)   ※朝8時30分~9時くらいに現地集合、正午ごろには下山解散予定   ●コースは 以前のブログ記事でご案内した藤枝市近郊の低山 の中から、参加される方の人数や体力などを考慮して後日決定次第お知らせします   ●〈山歩き〉これまでご一緒したことがある方も、はじめての方も、ご興味がありましたらレッスンの際にお問合せくださいませ ▶ちなみに参考に昨年の様子はこちらです 〈山歩きで忘年会@安倍城址〉 スウェーデン映画『いつか笑いあえるなら』 原題:Släpp Taget /英題:Let Go(手放して) 自分ですべてをやろうと切り盛りしてどん詰まっているのなら、 誰かにまかせるよりも、自分でやったほうが早いからとすべてを背負いこんでストレスを感じているのなら、 どうか抱え込んでいるすべてを一回手放してみて そんなメッセージを発信してくれる映画でした。 国際的にみても男女平等が進んでいるスウェーデンをもってしても、人生や家族、パートナーとの問題がそう変わらないことに驚きつつ、なにかしらの解決の糸口を感じられる作品じゃないかなと思いました。 主演女優であり、監督、脚本も務めたJosephine Bornebuschは40代。 みずからも二児の母なんだけど、作品に込められた想いが女性や母親からだけの視点というわけでは全然なくて、男性の言い分、思春期娘との距離感、義理両親との関係をそれぞれ対等に、平等に扱っていることろが素晴らしい。 フェミニズムはときどき年齢や性差を分断の方向に突っ走ることがあるから。 個人的には、ポールダンス大会で思春期娘ちゃんが知り合った男の子のこの言葉がとても好き。 ・・・・...

『あなたを想う花』ヴァレリー・ぺラン(著)

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暑中お見舞い申し上げます。 一年でいちばん暑さが厳しく感じられるという〈大暑〉真っただ中ですが、お元気に過ごされていますか? 先週、午前レッスンのあと、試しにアスファルトの温度を測ったら〈61℃〉 気温は30℃でも、下からの暑さでやられる・・・(-_-;) ちなみに、同時に庭土を計測したら〈32℃〉 お!土壌は気温と同じくらい。アスファルトのように熱を溜めこまないんだなぁ。 でも、だからといって、アスファルトがなかったら少しは涼しいのか?といえば、 未舗装路の多い灼熱のインドを思い出すと、、、、 リキシャや自動車がすごい勢いで走れば土ぼこりがぶわ~っと舞い上がり、 コンタクトレンズなどしていようものなら目つぶしに遭い、 鼻の穴は真っ黒、 洗濯をすれば、すすいでも、すすいでも黒い水。 暑さよりも、呼吸器系が確実にやられること間違いない(-_-;)。 環境問題はそう単純なことではないんですよね。 そんなわけで、今、わたしができることといえば、毎年恒例の夕方の打ち水。 今年も、ハチドリの一滴のように、地球の温度をほんの少し下げてます。 昨年は打ち水しながら〈Heal the world〉が頭の中でヘビロテ でしたが、 今年は 〈深夜高速〉岡崎体育バージョン がぐるぐるとまわります。 ♬全開の胸、全開の声、全開の素手で、 感じることだけが全て、感じたことが全て、 生きててよかった♬ このラジオ番組で知った〈オヤジの応援歌〉 らしいですが、女性にもしっかり沁みます。 沁みるといえば、先週一気読みしたフレンチ小説の翻訳本  『あなたを想う花』 。 ブルゴーニュにある小さな町で〈墓地管理人〉として働く女性ヴィオレットの人生再生の物語。 いかにもフランスらしいラブアフェアは好き嫌いが分かれるところですが、わたしは大好物。 フランス映画がお好きな方は、きっと気に入ること間違いない一冊です。 作者談に『すべての女性に似た、ひとりの女性の物語です』と書かれているように、女性の生き方は日仏少々(だいぶ!?)違うけれど、心の内、仏教用語でいう〈 四苦八苦〉=人間が生きていく上で避けては通れない根源的な〈苦〉 は共通で、50代という同世代の女性の物語ということもあって没入してしまいました。 悲しみに打ちひしがれて、何度落ち込んでも、また何度でも立ち上がり、自分の足で歩いていくためのヒン...

森で五感を研ぎ澄ます時間

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暦の上では〈夏のはじまり〉とも言われる「立夏」。 爽やかに晴れた5日、予定通り、藤枝の びく石(石谷山)に山歩き に行ってきました。 ご参加くださった皆さん、おつかれさま&ありがとうございました。 駐車場や登山口、コースもわかりやすいので、お友達やご家族を誘って、ぜひ〈山歩き〉楽しんでくださいね。 ヨガ教室でもまた計画します♪ それにしても、森の中ってほんと気持ちがいい。 目に入ってくるのは、青空、太陽の光、樹々や草花の生命力あふれんばかりの緑。 足元の大地は、雨水がじわっと滲みだしたり、冬の間に落ちた葉が堆積してふかふか。 耳には、ここちよい小川のせせらぎ、鳥のさえずりの音。 息を吸うと、むんむんと濃ゆい土や植物の匂い。 立ち止まって、胸を大きく広げて深呼吸すると、 もう、大げさではなく、全身を裏表ひっくり返して、じゃぶじゃぶと洗ったような爽快感。 五感が研ぎ澄まされ、生物の本能がよみがえるような感覚とでもいいましょうか。 日本の森林率は約7割、世界平均(3割)を大きく上回っているこの世界有数の森林国に暮らしていて、〈山歩き〉しないのはもったいない。 都市で暮らしていると、息をするのにもお金がかかるような感覚に陥ると書かれていたのは、 「人間の土地へ」の小松由佳さん だったかな、確か。 (内容はもっともっと深いもので、日本人女性としてK2初登頂した小松さんが、その後、フォトグラファーに転身、まだ牧歌的だったシリアを旅したこと、内戦や難民のこと、家族のことを綴ったノンフィクションで、読み応えのあり過ぎる本です) ご近所の低山 なら、半日ほどの時間のゆとりさえあれば、お金はたいしてかかりません(笑)。 写真集よりも、ヒーリングミュージックよりも、 アロマオイルよりもリラックス効果抜群の上、 筋力&体力がつくというおまけ付きです。 連休明け、またコツコツとした日常の習慣やルーティンが暮らしのリズムを整えてくれますね。 でも、毎日が〈同じことの繰り返し〉になり過ぎても、ちょっと退屈だったり、疲れてしまうし、 かといって、毎日が〈旅のような日々〉〈刺激的な目まぐるしい日々〉だったら、それも、なかなか落ち着かない。 いつもと違う角を曲がってみる、寄ってみたかったお店に入ってみる、ふだんは使わない食材やレシピを試してみる、花を飾って季節を感じる、靴下の色を変えてみる、休...

『チャーリーとの旅』からひろがる本の旅

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朝から元気に蝉が鳴き始めました。 梅雨明け間近でしょうか。 山歩きもジョギングも難しいお天気にあたってしまったオフの日は、座り込んで、うっかりタブレットを触ろうものなら沈没間違いなしなので、強~い意志を持って電源をオフして、本をそっと開きます。 人との出会いもそうだけど、本も、偶然出会った一冊から別の作品へ、また別の本へ、映画へ、料理へ、旅へと自分のアンテナだけではキャッチできない世界へ誘われるチャンス。 残り時間は減っていく一方の人生、忙しくし過ぎず、せっかくの出会いを受け止められる気持ちと時間のスペースを空けておきたいな、と思うことが増えました。 先日、巡り会えてラッキーだったなと嬉しかった本は 『チャーリーとの旅』 。 著者はジョン・スタインベック。 聞いたことあるなぁと思っていたら、「エデンの東」や「怒りの葡萄」を書いたノーベル賞作家でした・・・、どちらの作品もわたしは読んだことないです(-_-;)。 押しも押されぬ大作家になっていた58歳のときに、「わたしは自分自身の国を何も知らない」と愛犬チャーリー(フランス生まれの老犬プードル)を相棒にキャンピングカーでアメリカ一周の旅にでるという紀行文。 5年前に縁あってアリゾナ州を旅したけ れど、一日ガンガン車を走らせてもまだ同じ州内だった!という広大すぎるアメリカを、東海岸のニューヨークから西海岸のカリフォルニアを巡り、南下してテキサス、ルイジアナ州を走ってぐるり一周、愛犬がお伴とはいえ、4か月で16,000㎞をひとりで運転、踏破するなんて想像もつかない。 巻末に小さな地図 位置を確認しながら読み進めるのも楽しい しかも漫然とした道中記などではなく、そこは文豪、常に思索に満ちていて、公民権運動と大統領選に揺れる1960年代のアメリカを肌で感じながらも、ただ気ままに巡り、州ごとに違う風景や文化、人々との交流、パンクトラブル、孤独、寂寥感を愛犬チャーリーに語りかけるように綴るのです。 旅をすると、高揚感からなのか、普段は話さないような深い話をしたり、知らなかった一面が垣間見えたりするものですが、まるでスタインベックの旅友になって、一緒にアメリカをドライブしているような妄想旅気分に浸ってしまいました。 そして先日、映画『ノマドランド』を観てモヤモヤしたものしか感じとれなかったので、原作 「ノマド 漂流する高齢労働者たち...

『ブリット=マリーはここにいた』と”小そうじ”のすすめ

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”大そうじ”、好きですか? わたしは苦手です・・・。 溜まりに溜まった物や埃、 ここも、あそこもやらねばと思うと気持ちは萎えるし、 時間も労力も、より効果のある掃除グッズを買ったりしたら 余分なお金もかかるわで、 ただでさえ忙しい年末にぐったり疲れるわりに、 その魔法はあっという間に消え去り、またいつもの状態に早戻り、、なんてことも。 だったら、毎日の”小そうじ”の方が断然らくちんで、 年中、快適に、こざっぱりと暮らせるので、 いつからか、わたしは、家族から恐れられるほどの 妖怪”小そうじ魔”に(笑)。 ”へちまたわし”完成! 見れば見るほどすごい繊維 来年は”天然たわし”一年分のへちまを栽培したいなぁ いつもどこか拭いていたり、履いていたり、 シンクやテーブル、床に物があったりすると落ち着かなくて、 直ちに片付けせずにはいられない。 家族は、大切なものまで捨てられるんじゃないかとハラハラしっぱなしらしい(笑)。 でもね、カラダも同じだと思うのです。 まとめてど~んと運動したり、ストレッチしても、良い状態を保てるのは数日。 しかも、年齢とともに、翌日の筋肉痛などのダメージも倍返し、怪我もしやすくなります。 ”まとまった時間”ができたら運動しようと思っていても、 ”まとまった時間”はそうそう作れないものだし、 それが3年先、5年先になったら、 運動しようにも、今よりも体力も気力も落ちているかもしれない。 人生でいちばん若いのは来年より今年、来月より今月、明日より今日。 10年後の自分のために、カラダの”小そうじ”はじめてみませんか。 そんな”小そうじ魔”のわたしが、これは、未来のわたしですか!?と思うほどの “スーパー綺麗好き偏屈おばさん”が主人公の物語を読みました。 「ブリット=マリーはここにいた」(著:フレドリック・バックマン) 以前 「幸せなひとりぼっち」という北欧スウェーデン映画 を見たことがあり、 同じ作者の本だと知り、きっと期待を裏切らないと思い読んでみました。 穏やかな作風らしく最後までいくのかと思いきや、結末近くになるとそわそわしてくる展開に。 ブリット=マリー、どうする、どう落ち着く?と自分のことのようにドキドキしながら、 結末は期待を超えるハッピーエンド。 ネタばれになってしまうので、詳細を書くのは控えますが、 重曹とTO DOリストは人生の必需品...

Practice, practice, practice...one day coming.(映画)「聖なる呼吸」より

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8月、そしてようやくの梅雨明け。 朝、目を覚まして、窓から差し込む、眩しいほどの太陽光を浴びるだけでうれしい気分。 以前にも記した星野道夫さんの「旅をする木」の一節 にあるように、 「人の心は深くて、そして不思議なほど浅いのかもしれない」と本当に実感します。 旅に出られないことはもう仕方がないとしても、 山歩きも、ジョギングもままならない この長雨には、さすがにまいりました。 ただ救いは、ヨガの練習はお天気にも左右されないし、特別な道具も、場所も、時間も選ばないので 日常の一部になるくらい長く続けてきて良かったなぁとしみじみ。 今日は一年に一回の健康診断で、血液や尿などの数値は後日ですが、 二度の出産でびっくりするほど増えた体重は、今や20代前半のころ とほぼ同じ数値に戻り、 腹囲も年々減っていて、看護師さんにも褒められ、ヨガ万歳!と心の中でガッツポーズ。 異常気象に、コロナにと、こんなピンチの時に意外とお役立ちのヨガ、 始めるのに遅いということはありません。 この映画にもあるように、 ただ練習をコツコツと続けるだけ。  (映画)聖なる呼吸 ヨガのルーツに出会う旅 ドイツ人の映画監督ヤン・シュミット=ガレが妻が始めたヨガの起源に興味を抱き、南インドを訪れ、”近代ヨガの父”ティルマライ・クリシュナマチャリア(1888-1989)の軌跡を追ったドキュメンタリー。監督自らがヨガを学びながら、そのルーツに出会い、そして南インドの美しい風景が映し出されます。 長雨中、ひとりの時間を見つけては、映画や海外ドラマをこらしょと観ていました。 その中の一本がこの 『聖なる呼吸』 。 4年程前に浜松の シネマイーラ で観たときとは、また違う発見があり、ヨガの奥深さに気づきました。 この映画の良さは、ヨガ初心者で身体の硬いドイツ人の映画監督自らがインドのヨガ道場に 取材兼修行におもむき、アーサナ習得に向け修行しながら、 疑問を解いていくところ。 ヨガを練習する側の目線で話が進むので、ヨガってなんだろう? なんで心と身体に良いんだろう?という疑問が スルスルと解けていきます。 例えば、監督が疑問を投げかけるシーンのひとつに、 山登りやジョギング中に幸福感が得られたり、アイデアが浮かんだりして、脳が活性化するように、 ヨガでも、同じような感覚になると話す場面があります。 その回答は...

(映画)パディントン

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イギリスとフランスの合作映画『 パディントン 』、続編の『 パディントン2 』を最近、観ました。 ユーモアたっぷり、でもホロリと涙がこぼれる、そんなココロの温度を上げてくれる映画。 個人的には、パディントンが初めて見た”歯ブラシ”をどう使えばいいかわからず、 すんごい汚れていた耳の中を ぐるぐるお掃除して気持ちよくなって(笑)、 当然 気づいていないご主人が、 それで歯磨きしちゃうところがツボ。 他にも、仕事もカラダも中年の危機に瀕するご主人が、ヨガを練習するシーンや、 実際にそれが事件の解決に ちょっぴり役立っちゃう(?)ところも必見です。   でも、シリアスな内容もしっかりと土台にあって、バランスが絶妙で、本当に深い物語。 くまのキャラクターは知っていたけど、実は、絵本を読んだことがなかったわたし。 映画を観て、はじめて、パディントンが”暗黒の地”ペルー出身の孤児(孤熊)で、 ペルーでの育て親のルーシーおばさんの計らいで、ロンドンにやってきたことから 物語が始まることを知りました。 パディントンが新天地ロンドンで懸命に自分の居場所を見つけていく様子は、 『魔女の宅急便』のキキに ちょっぴり似ています。 映画『パディントン』でも、こんなシーンがあります。 「よくわかるよ、新しい場所は不安だよね」 パディントンに対して、ずっと冷たかったブラウン一家の長女ジュディと初めて心が通ったときの会話で、 彼女は、実は 転校先の学校で、自分の立ち位置を 見つけようとかっこつけたり、悩んだり、 パディントンが懸命にロンドンでの生活に馴染もうとする姿に大いに勇気づけられるのです。 原作者マイケル・ボンドが「くまのパディントン」を最初に書いたのは、1958年ということ。 当時のイギリスはカリブ諸国からの移民が大勢流れ込んだ時代でもあり、 第二次世界大戦に 従軍していた経験もある作者は、戦争孤児や難民のこと、 時代とともに変わっていくロンドンの人種や文化の多様性を、 児童文学とはいえ(児童文学だからこそ!) しっかりとバックグラウンドに据えている。 だから、大人になっても読みたくなる、 子どもに読んで聞かせたくなる、長く愛されるシリーズに なったんだなと納得しました。 ルーシーおばさんは、親切で礼儀正しくあれば世界は...

ロングトレイルという歩き方

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暑さと湿気、虫が多くなってくる夏の低山は、快適とはいえず、涼しくなる秋まではおあずけ。 朝の涼しい時間帯に 栃山川沿いのジョギングコースを走ることが増えるのですが、 今日は趣向を変えて、 スイレンと蓮が見頃の蓮華寺池公園までロングトレイルならぬ、ショートトレイル。 最近、“ロングトレイル”という言葉、耳にする機会が増えてきたように感じます。 日本ロングトレイル協会 というのもあるくらい。 わたしがはじめて知ったのは映画でした。どれも観ると歩きたくなる映画です! 「ロングトレイル!」   「わたしに会うまでの1600km」 「星の旅人たち」   「サン・ジャックへの道」 山頂・ピークを目指す山登りではなく、 自然の中を何日もかけて、好きな分だけ 歩き続ける。 友人に誘われて熊野古道を歩いたことがあります が、どこまででも自分の脚で歩いて行けるのだと、 とてもシンプルなことに気づき 、歩けた自分の体力に自信が持てたように思います。 さて、蓮華寺池公園、 10年前までの私だったら、ほぼ間違いなく車で行っていたと思います(笑)。 なんたって、徒歩5分のスーパーにも車で行っていたくらいですし、 時間があったら 1人で眠りたい・・・・と思ってましたから (⇒ 週1回以上運動してますか? )。 でもね、あのころは遠いなぁと感じていた 蓮華寺池公園も、google先生に聞くと、 家からたった4.5km(片道)。 池を一周して+1.5kmなので、往復で10kmちょい。   田沼街道と東海道の合流地点を 示す石碑を見つけました!  車では通らない路地を歩いてみたり、瀬戸川の土手に降りて水流を楽しんだり、  写真を撮ったり、 まんさいかん(野菜の直売所)で旬のお野菜を買ったり、  約2時間30分のふらり町歩き、 歩数計は13,000歩でした。  そういえば、かき氷の暖簾がそこかしこに。かき氷スポット多いんですよね、藤枝は。  疲れたら、冷たいものでひとやすみしたり、帰りはバスでもいい。   体力づくりも楽しくないと続かないので、まずはスロースタートで。     ひとりでも楽しいし、お子さんやお孫さんとでも良い体力つくりになると思います。  ちょっとまとまった時間ができたら、ヨガに加えて、ぜひふらり町歩き、楽...

(映画)KANO 1931海の向こうの甲子園

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イチロー選手の引退ニュース、春の選抜高校野球、プロ野球も開幕間近?、 野球にはかなり縁遠い生活を送っているわたしにも「野球」の二文字がちらちら。 そんな中、これも何かのタイミングなのか、 『KANO 1931海の向こうの甲子園』 (2014年制作、日本公開は2015年) という台湾映画をふとした偶然で観ました。 KANO 1931海の向こうの甲子園 ネタばれになるので詳しくは書きませんが、 台湾が日本統治下にあった 時代(1895-1945)、 今の甲子園の前身となる全国中等学校野球大会に、 満州や朝鮮代表とともに、 台湾でも島内で優勝した一校のみが切符を 手に入れ出場していたのだそうです。 (学校の教科書では習いませんよね、私は初知りでした・・・) 台湾南部の嘉義市の嘉義農林高校(=通称KANO)は南部独特ののんびりムードで、 これまで一勝もしたことのない弱小チーム。 そこに日本人監督が就任し、 厳しさの中にも愛があふれる スパルタ練習に 耐えた野球少年たちが、 持ち前の伸びやかさとチームワークで甲子園を 目指すまでに成長していくストーリー。 日本人のみで構成された台北の強豪校が主流だった時代に 嘉義農林のチームは 日本人、台湾人、先住民と 民族混成チームであることが大きな特徴。 公の場では日本語を使いながらも、仲間や身内同士では台湾語や漢語を話していた統治下、 映画の中でも、台湾人の役者さんたちが、おそらく猛特訓したであろう日本語を話す様子は、 つたないながらも、気持ちがこもっていて、きっと当時もこんな雰囲気だったのだろうと微笑ましく感じました。 何度か出てくる「大きなパパイヤを実らせるには・・・」という逸話は、台湾の野球少年たちが 外国語である日本語で話すことで、より深みがでて、くすりと笑え、そしてほろりと涙が頬をつたいます。 上映時間が3時間とクレジットに出た瞬間、野球にそれほど思い入れのない私は躊躇したのですが、 最初のシーンからぐいっとココロわしづかみ、すっかり惹きこまれて、中盤すぎからは号泣、 最後に近づくにつれて、時計を見ながら、嗚呼、あと少しで終わっちゃう・・と淋しくなってくるほどでした。 環境変化でストレスがたまりやすい時期、気分転換するにはもってこいのおススメ映画です。 ...

映画『海を駆ける』@台湾高雄映画祭

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朝晩、ぐっと冷え込んできましたね。 まだまだ夏模様の台湾南部から半袖& 場違いに日焼けした顔で帰国して、 寒さにぶるぶるっとふるえてます。 レッスン、10月30日から再開しております。 寒さで体調をくずすことのないように、 ヨガでしっかり、じっくり からだの芯から温まりましょう。 11月のお茶菓子付きレッスン(11/1~7)、 台湾のお土産パイナップルケーキをご用意しております。 が、今年3回目になるので(汗)、お店を変えてみました。 食べ比べてみてくださいね。 ------------------------------------------------------------------- ☆2018年11月スケジュール ------------------------------------------------------------------- 火曜日:11月6日、13日、20日、27日  10:00~11:30 シヴァナンダ ヨガ  13:30~14:30 ジェントル ヨガ(やさしいヨガ) 水曜日:11月7日、14日、21日、28日  10:00~11:30 シヴァナンダ ヨガ  13:30~14:30 ジェントルヨガ(やさしいヨガ)  19:00~20:30シヴァナンダ ヨガ 木曜日:11月1日、8日、15日、22日、29日  10:00~11:30 シヴァナンダ ヨガ 金曜日:11月2日、9日、16日、30日  19:30~21:00シヴァナンダ ヨガ 土曜日:11月3日、17日   9:30~11:00  シヴァナンダ ヨガ ------------------------------------------------------------------------- 高雄映画祭メイン会場のチケット&物販カウンター 日本の老舗アウトドアブランドogawaがテントを 展示協力中です 高雄映画祭(kaohsiung Film Festival) をご存知ですか? 台湾南西部の街 高雄で開催される国際映画祭で、今年で18回目。 日本映画を特別上映したり、監督特集を組むなど、親日の映画祭としても 知られているそうで、今回の台湾...

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