歩いて、食べて、ヨガをして、 北海道旅②

夏の北海道、友人と巡った道東(中標津・知床半島・小清水)、家族と旅した積丹半島で
それはそれは美味しいウニに出会いました。

知床半島の羅臼港で、エゾバフンウニ。羅臼の海味 知床食堂
オレンジがかった色で、味もクリーミーで濃厚。


積丹半島では、ムラサキウニ。 ⇒積丹観光協会
白ウニとも呼ばれ、さらっとした食感で、いくらでも食べれてしまいそう。


ウニにシーズンがあることも知らなければ、種類があることもあまりわかっていなかったのですが、
百聞は”一食”に如かず。
この旅で、すっかり、にわかウニ博士です(笑)。

羅臼の漁は1月~6月、積丹では6月から8月が解禁時期ということで、
それぞれシーズンは少し異なるようです。

羅臼でいただいたウニ丼は、漁期終了後も楽しめる塩水ウニだと思いますが、
羅臼昆布を食べたエゾバフンウニは絶品と漁師さんたちが豪語するだけあって、
そのお味、間違いない。
食べるのがもったいない、でも、ホカホカ白ご飯にのった冷たいウニといくらが
温まる前に味わいたいという、悶絶必至なかけひきの時間でした。

そして、積丹は、まさにウニ漁最盛期。
漁師さんがやっている食事処が多く、朝獲れの生うに丼が楽しめます。
「積丹にウニを食べに行くんです!」と話すと、
札幌のレンタカー屋さんも、宿のオーナーさんも、
それはすごく早くいかないと、渋滞もすごいし、お店も朝から行列だよ、がんばって!!と。
え、そんなに!?

確かに、8月の札幌から積丹方面への道、すごい交通量でした。
ウニ目当ては観光客だけでなく地元の方も、そして海水浴の現地の方もいっぱい。
北海道でこんなに海水浴が盛んというその光景にもびっくり。

でも開店の10時には積丹に到着し、お目当てのお店「みさき」さんへ。
並んではいたけれど、接客がとてもスムースで、回転も良く、わりとすぐに入店できました。
後から聞くと、どうやら朝一で並ぶ方々のお目当ては、積丹では貴重な生のエゾバフンウニ。
限定10食とか15食なので、すぐになくなってしまうんだとか。なるほど。

わたしたちは、それほどこだわりもないので、ムラサキウニ丼を堪能。

「生うに」を食べてみて感じたのは、静岡名物「生しらす」と同じ法則。
漁港で直接買う、朝水揚げされたばかりの「生しらす」の鮮度、食感、味は、
流通にのって並ぶスーパーのものとはまったく別物!

たぶんウニも同じで、ここ静岡で買ったことはないですが、お寿司に1個か2個入っている
にぎりのウニのお味は、今回北海道で食べたものとはまったく違いました。
ちなみに、ちらりとこの前スーパーで売られているのを見たら、チリ産。
地球の裏側からはるばる、でもそのお味はどうなんだろう・・・?

流通や保存技術が向上しても、やっぱり、その土地のものは、そこに行って食べる
楽しさ、美味しさがあるんだなぁと改めて感じた”ウニ祭り”の夏でした。

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