ヨガをはじめて、いろいろ気づいたことがあるのですが、そのひとつに『空腹の気持ちよさ』が あります。 ヨガをする時は、2時間前までに食事をすませて空腹でやることが望ましいと言われています。 前屈、後屈をしたときに胃に食物がはいっていると圧迫されてよくないし、逆立ちをするいくつかの ポーズで胃の中のものが逆流するのを防ぐためでもあります。 私はヨガをはじめて、週にたった1回だけでも、そんな2時間前ルールを守っているうちに、 自然と胃が空っぽになるという感覚を取り戻していきました。 会社に仕事に行っていたときは、時間になったら食事をするのが当たり前。 たとえお腹が空いていなくても、時間になったら食べる。お昼は外食も多かったし、 夜は仕事から家事にスイッチ切り替えをしてエンジン始動するために、帰宅したら まずビールを一杯、そして食事中も毎日飲むのが習慣で、子供の食べ残しも 流しこんでしまう、そんな生活でした。 もちろん3食きちんと時間を決めて食べることは大事なことですが、私はあまりにしっかり 食べすぎていたように思います。 満腹の苦しさよりも、空腹の爽快感のほうが断然気持ちがいい。 ”空腹は何よりの調味料”と言われるように、お腹がしっかり空いて食べる食事は本当に美味しい。 空っぽの胃に入れるものにも気をつけるようになりました。 滋養のある、新鮮で、なるべく消化のよいものを適量食べるように心がけている自分がいました。 それは、掃除をしたお部屋をすぐには汚さないように気をつけるのと同じような感覚でしょうか。 目や脳で食べたい!と思っても、『本当に今、それを食べないといけない?』、 もう一口、もう一杯飲みたいなと思っても、『胃に余裕はある?』と自分に聞いてみることが できるようになってきました。 ヨガをしているときは、自分の身体や気持ちの状態に自然と意識が向けやすくなります。 普段食べ過ぎてるな~と思っていたり、なんとなく胃腸がすっきりしないという方には、 ぜひヨガを通して『空腹の気持ちよさ』を体験していただけたらと思います。 そのほかにもヨガしていると空腹のほうが気持ちいいな~と感じることもたくさんあるのですが、 それは実際に体験してみて気づいていただければと思います。 ヨガをしている最中にお腹がなったら恥ず...