ひとりの時間を大切に
月が替わるとき、とくに新学期がはじまる9月などは、ちょっと気分も入れ替えて、さぁ行くぞ!となりたいところに、今回の豪雨と長雨。
通勤や通学、お仕事などいろいろ影響があって疲労困憊された方もいらっしゃると思います。
大変でしたよね。
平穏な日常に戻られていることを心から願っています。
まだちょっとざわついているな、新しい月のスタート落ち着かないなと感じたら、自律神経の調子を整えにヨガの練習にいらしくてくださいね。
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いくつかのレッスンも安全のためお休みさせていただき、予定していた両親との羽黒三山への旅も中止になり、ぽっかりと空いてしまった予定。
さぁ一週間何しようか( ´艸`)
〈ひとりの時間〉は〈なにもしない〉という贅沢な使い方もいい。
仕事や勉強、子育て、介護など誰でも人生の中で忙しい時期は少なからずあって、ほんの5分とか10分とか、長くて30分とかいう細切れの時間しか持てないときもあるから。
しかし、なんの予定もない1週間というのはどうだ → わたし
〈なにもしない〉時間にするには長すぎるだろう、怠けすぎだろう・・・。
そんなとき、とりあえずヨガの朝練という〈やるべきコト〉があり、それが〈身体の調子を整えて〉くれて〈気持ちも整理整頓〉できるツールであることは、とても心強いなと感じるのです。
雨で外出できない日の〈朝練〉は、いつもより丁寧に呼吸や頭の中をめぐる考えごとの流れを観察してみる。
練習後は、ゆっくりと野菜たっぷりの朝食を食べながら、頭に浮かんだモヤモヤや、やることリストを思い出しては紙に書きだして、そしていったん忘れる。
連絡しなければならないことや人、請求書の類の処理、読みたい本や映画にドラマ、どこのアルプスだったら一人で登りにいける?、床の水拭きしないとな、帰省してた息子たちのシーツ類もさっぱり洗いたい、”ハイエナ”息子に食べ尽くされて米がないなぁ(笑)・・・などなど、もちろんここには書けないどろっ、ねちゃっとした感情もあり、我ながらなかなかな雑念の多さ。
ここで、朝から、スマホやタブレットを開いたら、別方向に思考が飛んでいってしまうし、あっというまに余計な連鎖で時間が奪われてしまうから、よっぽどの緊急性がなければ遠ざけておくに越したことはない。
大雨あとの安全確認ができたら いつもの満観峰にGO! |
〈ひとりの時間〉は、たぶん、社会生活をおくる人間にとって、大切という以上に必要なものだと思うのです。
誰かといるとサービス精神のようなものが働いてテンションがかかり、思っていることと口から出る言葉や行動がずれていってしまうことがある。
そして、ついつい自分のことは後回しにしてしまうことも。
それはとても疲れることで、その乖離をアジャストする時間=〈ひとりの時間〉が誰にも必要なのではないかな。
大人だけじゃなく、子どもたちにだって。
波立った湖面(感情)を落ち着かせて、鎮める時間。
〈心〉と〈言葉〉と〈行動〉、この3つの調和がとれて、さらに〈自然界〉のルールとも一致したとき、人は自己肯定感が高まり、自分自身に満足しリラックスできるのだとヨガ哲学で習ったコトをモヤっとしたときはよく思い出します。
どこにズレがあるのかと冷静に思考してアジャストできるところは調整をする。
ヨガのアーサナと同じなんだな。
ヨガの練習をしている時間は、スマホを触ることもできなければ、思いついた用事をすぐにすることもできない。
いわば、とても大切な、貴重な〈ひとりの時間〉を過ごせるひととき。
後回しにしてしまいがちな〈自分の心〉を俯瞰して、〈体の声〉を聴いて、〈自分〉という親友との大切な時間を過ごしてみてはいかがでしょう。
そして、自宅で自主練できる習慣作りもはじめてみませんか?
『迷子の魂』オルガ・トカルチュク (文) ヨアンナ・コンセホ(絵) 小椋 彩(訳)
〈思考〉は湖の水の波紋のようなもので、水面が荒れていると湖の底を見ることはできませんが、水の動きを止めることで湖の底を見ることが出来ます。同じように、人の心の水面も、考えごとでいっぱいのときはさざ波のように揺れ〈自分が本当にやりたいこと〉〈好きなコト〉〈どう生きたいのか〉〈どう暮らしたいのか〉といった健やかで幸せな〈自分自身〉が見えづらくなります。
感情は世界を楽しむ道具(ヨガ哲学講座より)
物や場所を悪いマナーで扱ったり、自然環境の破壊につながることをしたり、正しい方法ではないやり方で何かを手に入れたり、嘘をついたり、人が不快に思うことをついつい言ってしまったり、そんなときは、心は満たされず、自分に安心して寛ぐことはできませんよね。