2020インド旅回想録~チェンナイで南インド料理教室~
寒さも底をうったのか、ぽかぽかあたたかい日が続いて、からだがちょっと楽ですね。
でも、敏感な方は、もう花粉をキャッチしはじめている様子。
花粉症対策は、マスクやめがねをつけて花粉にさらされないようにすることが基本ですが、 これに加えて、普段から呼吸法で鼻腔を鍛え、鼻うがいでフィルター(鼻腔や繊毛)をしっかりお掃除、そして静岡ならではの緑茶を飲むなど、症状を緩和してくれる対策も習慣にしていくと、30年来の花粉症持ちの私ですが、年々、楽になってきたように感じています。
緑茶といえば、食当たりが心配なインドにも、わたしは日本茶を持っていきます。
和食が恋しくなるとか、そんな可愛らしい理由ではなく、食あたり対策に(笑)。
旅の先人や猛者たちが書いた旅行記やガイドには、他にも
・チューブ入りワサビ(殺菌効果!)
・正露丸やビオフェルミン(残念ながら、インドの下痢にはあまり効かない・・?)
・粉末ポカリスエット(これの出番がきたら、脱水症状、事態はかなり深刻)
などなどおススメされていて、持参したことがありますが、ラッキーなことにいまだ出番なしのわたし。
緑茶効果かな。それとも・・・・いつか大当たりする日が来るのか。
さて、今回もインド旅回想録、お料理教室に行ったことを少し綴りますね。
昨年のインド旅は、いつものヨガの練習に加えて、インド料理のレパートリーを増やしたくてチェンナイで料理教室に参加しました。
メニューは、渡印前に先生が希望を聞いてくれたり、アドバイスをしてくれて、メールで何度も何度もやりとりしながら決めます。
それにしても、先生のお返事の速さにビックリしたのが忘れられない。
メッセンジャーとかではなく、普通のメールで、送って30秒後とかに返信って!?
インドITあるある!?、いや、そんなことない、ホテルでも、フライトでも、だいたい放っておかれるのがオチなので。
教えていただいたのは5品。
・サンバル(南インドのお味噌汁のような定番スープカレー)
・インゲン豆のポリヤル(ポリヤルは野菜のココナッツ和えのようなおかず)
・ビリヤニ(炊き込みごはん)
・マサラワダ(豆のコロッケのようなおかず)
・マサラワダ(豆のコロッケのようなおかず)
・ココナッツチャトニ(チャトニはチャツネとも訳される付け合わせのソース的なもの)
・パチャディ(塩味のヨーグルトソースでビリヤニのお供です)
(右上から時計回りに) マサラワダwithココナッツチャトニ、ポリヤル、サンバル |
南インド料理の特徴は、カレーリーフとマスタードシード、そしてココナッツ(オイルや果肉)。
その土地で豊富に収穫できるもので作るのが料理の基本なんですよね。
カレーリーフ、マスタードシード、フェヌグリークで香りづけされたオイルで作った南インドカレーは、ナッツのような香ばしさがあり、北インドのカレーとはまたちょっと違って、さらりとして軽く、胃もたれせず、何度でもおかわりしたくなるくらい、とても美味。
スパイスはドライのものが、日本でも手に入りやすいですが、カレーリーフはドライよりも断然”生”、香りが格別なのでわたしも自宅で育てています。
スーパーで買いまくって(笑) 国際郵便で送ったスパイスや豆たち 1週間ほどで無事到着しました |
料理教室の翌日 国際郵便を送るのに四苦八苦するわたしたちの サポートに郵便局まで駆けつけてくれたSundari先生 また習いに行きたいなぁ♡ |
5品のお料理だけでなく、朝、到着したばかりの私たちに、マサラドーサ(豆粉のクレープにマサラポテトが入ったもの)の焼き方を教えてくれながら朝食をごちそうしてくれたり、料理の合間には、チャイの美味しい淹れ方やインド米の炊き方も教えてくれて、朝から夕方までほんと盛りだくさんな一日でした。
お料理を教えるということにとどまらず、人と関わりたい、美味しいものを共有したい、という深い愛情と旺盛な好奇心、熱い想いに、嬉しくて、楽しくて、2週間くらい腰を据えてじっくり習いたいと思うほどでした。
そして、わたしも、そんな風にヨガを伝えられたらと、Sundari先生をいつも心のどこかで感じています。
コロナがもう少し落ち着いたら、まだまだ拙い腕ですが、習った南インド料理を皆さんと作って食べるのが密かな夢です。
ちなみに、最近、牧之原市波津(旧相良町かな)にビリヤニの美味しいレストランを見つけました。
ブログを読んで、お口がスパイスカレー、インドカレーモードになった方、おススメですよ。スタッフさんが明るく楽しく、とっても雰囲気の良いお店でした。