雨の日の思い出
恵みの雨とはわかっていても、やっぱり、通勤や通学、外に行かなければならないとなると・・・_| ̄|○
でも、そんなときは気象予報士さんのちょっといい話を思い出してやる気スイッチオン。
素敵な傘やばっちり防水のコートや靴などレイングッズを新調したり、あったかいお風呂にゆっくり入ったり、ヨガをしたり、美味しい旬のものを食べたり(←今年も青空とうもろこし屋さん開店してました!)
〈気分上げる方法〉は人それぞれ。
自分の機嫌は自分でとって、なるべく機嫌よく暮らしていけたらいいですよね。
わたしは〈ショック療法〉というかなんというか、ちょうどこの時期、2年前の熊野古道小辺路歩きで雨の日がわりと好きになりました。
5月末にまさかの梅雨入り、”全行程 ほぼ雨”=史上最強の雨女!と異名をとったわたしですが、雨が降ったからこそ偶然行けた場所、見れた景色、出会えた人や食べられた美味しいものがあって、それ以来、雨の日に出掛ける用事があっても、『うん、大丈夫、きっと良いコトあるよね』と思えてしまうのです。
大雨の中歩く私たちを見かけて「乗っていかれますか?」と車で通りかかった方が声をかけてくれたり、バスの運行が止まって困り果てていたら宿の方が心配して駅まで車で送ってくれたり、親切にしてくださった皆さんが、弘法大使の生まれ変わりみたいに見えて、ありがたくて、手を合わさずにはいられないほどでした。
今でも思い出すと、あったか~い気持ちになります。
行けるならもう一度訪れたいお店です。おすすめですよ~。
もう少ししたら〈夏至〉ですね。本当かどうかは定かではないけれど ご縁がないと訪れることはできないらしい |
なんといっても忘れられないのが・・・
雨で足止めをくらい丸一日ぽっかり空いてしまった日に、プランAがダメならプランBはどうだ!と脳みそフル回転して予定不調和を楽しみ、果てしなく遠い十津川村の中でも、さらにアクセスが悪い熊野三山の奥の院〈玉置神社〉と〈谷瀬の吊り橋〉を訪れたこと。
この吊り橋の写真を見ると思い出すのが、
「二往復したいくらい!」とご機嫌に、傘さしてスキップしそうな勢いで渡っていった友の姿。
メリーポピンズさん、あらわる!?
高所恐怖症のわたしは渡れなかったのですが、聞けば、長年渡ってみたかった橋で、まさかこんな場所にあることも気づいてもいなかったという偶然というか、運命。
雨降る吊り橋の上の彼女の踊りだしそうなくらい楽しげな姿は、わたしの好きなイタリアドラマのこのセリフ↓↓のワンシーンみたいでした。
人生は、嵐が通り過ぎるのをじっと待つためのものではない。
雨の中でダンスすることを身に付けるためのものだ。
Life isn’t about waiting for the storm to pass…It’s about learning to dance in the rain.
雨の日もご機嫌に、そして夏が来るのも楽しみに。