『100年の旅』


京都で出会った韓国人練習生の方に素敵な絵本を紹介してもらい、ようやく図書館で探して読むことができました。


2018年にドイツで出版されて、14か国以上で翻訳されているんだそう。

〈人生100年時代〉といっても、延びているのは「若さ」よりも「老い」の部分が多く、どう人生設計していくかはドイツも、日本も、そのほかの先進国も共通テーマなのかもしれない。

といっても、これは素敵な絵本で、0歳から99歳までの100年を1ページずつ年を重ねていく構成で、
わたしは自分の年齢のページを真っ先に開きたい気分になりました。
そして前後何年かをペラペラとめくり、なるほど〜となり。


それから生まれてからここまでの道のりをページとともに辿りながら、そんな感情だったなぁとか、そんなこともあったなぁと、自分だけじゃなかったんだなという安堵感に包まれました。
息子たちの年齢のページを読んで、そうか、そうか、今、彼らはこういうステージにいるのだなと思ったりも。


年齢を超えていくページは恐る恐る、でも、どんな風になるのか、どう感じていくのか知りたくて。
同時に、今、その年齢にある両親や友人たちのこと、すでに他界した祖父母などを思い出しながら。



読んだときの感情とか環境で、感じることやヒント、メッセージはひとそれぞれ。
でも月並みだけれど、人の感じ方って国境や性別、もっと言えば時代を超えた普遍性がやっぱりあると思う。


思えば今年は年明け早々コロナにり患してえらい目に遭い練習にむきになり過ぎてちょっとした怪我をしたり、先月は知らず知らずのうちに蓄積されていた疲れのせいか歯痛に悩まされました。
折り返し地点を過ぎた身体には思わぬ伏兵がいっぱい((((;゚Д゚)))))

ヨガもしてるし、山歩きもできるし、食生活も気をつけてるしまだまだ元気だよと思っていても、水面下ではじわりじわりと加齢の影響もでてくるのもいたしかたない。

そうはいっても、まだこの先、これまで生きてきた年数と同じだけ生きていくとなると、気力と体力をやっぱり維持できるだけしとかないと!抗わないと!とも思う。

秋の夜長の一冊にぜひ。
開いたところにヒントがあったり、0歳から99歳までさらっと読めるにもかかわらず、どの世代にも、そのときどきで大切な学びがあるということが心の琴線にふれる短文とイラストで描かれていて、とってもおススメです。

歯痛も解消されたので
リハビリハイキング@西沢渓谷

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