アシュタ・プシュパ ~八つのお花~
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レッスンの日の朝、玄関に母が庭に咲く季節の花を活けてくれます この週末は、早咲きの椿”あけぼの”でした 淡い色が和菓子のようで美味しそうと言ったのはわたしです(笑) |
週末、以前ブログ記事でもご紹介した「谷戸先生の哲学講座」に参加してきました。
秋晴れの中、藤枝運動公園駐車場から清水寺までちょっぴり山歩きもできて、
なんて爽やかで健やかな週末!
一緒にご参加くださった皆さま、主催してくださったアシュタンガ静岡のhitomi先生、
山梨からはるばるいらしてくださったという谷戸先生、本当にありがとうございました。
ヨガ哲学については、これまでもインドや国内でも様々な先生の講座に参加したり、
本を読んだりしてきましたが、今回の講座は、ふだんの暮らしに役立つ内容を
とても平易な言葉や解釈で解説してくださって、2時間があっという間に感じられるくらい、
もっと聴いていたいなぁと思うほどでした。
また、レッスンの際に少しずつお伝えしていきたいですが、
わたしはおしゃべりがあまり上手ではないので(汗)、
備忘録もかねて、いつものようにブログにしたためますね。
ヨガは、
「自分が自分にくつろぐテクニック」
「満足感をもって生きるためのメンテナンス」
この言葉は、谷戸先生ご自身も好きな表現なんです!とおっしゃっていたのが印象的でした。
ヨガでスッキリ、爽快な気分になれるのは、
感情や役割から、自分を引き離すことができるから。
そのテクニック、メンテナンス力は日々の暮らしにおおいに役立ちますよね。
会社勤めをしていたら、誰かの同僚だったり、部下だったり、上司だったり。
学校だったら、誰かの生徒だったり、先生だったり。
家族の中では、親だったり、兄弟だったり、配偶者だったり、子どもであったり、孫であったり。
ご近所の中にも、自治会やPTAなど役割もありますし、
誰かの友達、仲間、大きなくくりでは、男だから、とか、女の子だからという性別も役割ですね。
現代のストレスの原因の大半は人間関係と言われるように、
この役割が属する人間関係、そこから発生する感情に誰もが振り回されがち。
逆に、リラックスは、外から与えられるものではなく、自分の中の充足感、満足感。
前回のブログにも少し書きましたが、自分の内側のリラックスが充足されていれば、
外側のストレスにも楽しく、立ち向かえるのですよね。
仏教用語でもよく聞く「知足」、サンスクリット語では「サントーシャ」と言いますが、
生き物であるわたしたちは、正しく“足るを知る“ことができれば安心感、充足感、心が満たされます。
ヨガの練習で感情や役割から解き放たれて、このサントーシャを実感したら、
日常生活にもその知恵を活かし実践していくと、カラダにも暮らしにも好循環が生まれていきます。
そのポイントをまとめた《アシュタ・プシュパ=八つのお花》という、
なんとも素敵なネーミングの智慧を教えてもらいましたので、ご紹介しますね。
こちらは先月のお花のひとつ 一輪の白い桔梗の花が互いを引立たせてます 生け花のセンスが一ミリもないわたしは、ただただ感謝 |
■アシュタ プシュパ=八つのお花
大切なものやひとに美しい花を捧げるように、暮らしの中で実践したい八つのコト
①アヒムサ
非暴力、すべての生き物を大切にする練習
自分も、他者も、生き物も、環境も、大切にする
②インドリヤ・ニグラハ
五感(眼,耳,鼻,舌,身)や行動をコントロール、マネージメントすること
感情に振り回されない
③サルバ・ブーダ・ガヤー
すべての生き物への思い遣り、気遣いの心を持つ
④クシャマー
許す、許容する、寛容さ
※苦手だと思うコト、ヒトほど良い練習材料だと思って
⑤シャンティ
平安でいること
⑥タパス
修練、苦行
自分を変えていく努力
※変えられるもの、変えられないものの区別、判断も大事
⑦ディヤーナ
瞑想、大切なコトを想う作業、祈り
※無心になるだけなら熟睡で十分、瞑想ではない
⑧サマディ
悟り、三昧
瞑想、祈りの先にあるもの
以前にもご紹介したことがあるヨガの八支則を、もっと暮らしにそって
実践しやすく説いてくれているように感じました。
実践はかんたんではありませんが、
何ごとも、期待どおりの結果が帰ってこなくてもOKという気持ちで、
見返りは求めず、結果のための最大限の努力をするのみ、、、ですね。