オーロラ“修行“旅@カナダ ホワイトホース

2月後半はお休みをいただきありがとうございました。

3月、受験もいよいよ佳境、その後の卒業、進学などお子さんのサポートや、ご自身やご家族の異動や転勤など、すでにお忙しくされている方、これから忙しくなるぞ~と戦々恐々の方も多いかもしれませんね。

2年前の息子たちの巣立ちのサポートに東奔西走した怒涛の日々(あんなコトこんなコト)や6年前の長男とのコト(あんなコトこんなコト漁港の肉子ちゃん!)を思いだしながら、
〈栄養〉と〈睡眠〉がしっかり取れていれば、大抵のコトは跳ね飛ばせると実感しています。

どうぞ、皆さま、身体に気をつけてがんばってください。
陰ながら応援しています。

🌸🌸🌸 If Winter comes, can Spring be far behind?  🌸🌸🌸



そんな怒涛の時期をなんとかくぐりぬけた次男が、今はバンクーバーに短期滞在しているのですが、「オレがこっちにいる間にオーロラ観に行かない?」とグイグイ誘ってくるので、えいやっと行ってきてみました。

北米は私にとっては縁遠い地域のひとつで、6年ほど前にアリゾナに行ったのも友人が息子さんの留学先を訪ねるのに便乗した旅で、そんな機会がないときっと行かないと思って。


カナダでオーロラというと〈イエローナイフ〉が有名なんですが、バンクーバーからはアクセスが悪く、その分値段も高い。
で、観れる確率はやや下がるけれど、ワンフライトで行ける〈ホワイトホース〉に賭けてみました。


これが吉とでたのか、日頃の行いが良かったのか、はたまた一生分の運を使い果たしたのか、二日目の夜にオーロラに遭遇。

しかも、普段は北側の空に見えるというオーロラが、この夜は、東西南北の空、全方向のオーロラ爆発。

ゆらゆらと生き物のように揺れながら、緑やオレンジ、赤といった色に変化し続けるオーロラのカーテンを、極寒の中、雪の上で寝そべって鑑賞。
思わず涙する人も出るくらい、それはそれは、壮大な天体ショーでした。

見慣れている宿のスタッフさんたちも思わず外に出てきたり、翌日、町やオプションツアーで出会った方々も挨拶で思わず口にするほど素晴らしかった!というレベルのオーロラだったんだそう。



しかしながら、極北の寒さといったら、〈寒い〉というレベルを振り切って、ほんと正気を失いそうになるほど。

日本では〈おしゃれアイテム〉のアウトドアウェアや装備も、ここでは〈生命維持のため〉で選択ミスは命取り。
レンタルしたカナダグースの防寒具の優秀さといったら、もう平伏すレベル<(_ _)>。


それにしても、〈オーロラ鑑賞〉って聞こえはいいけれど、ほんとなんの修行よ、これ!?って思うほどしんどい。

冬オーロラ鑑賞タイムは、だいたい夜11時過ぎから朝4時くらいで、ふだん21時就寝→朝4時30分起床のわたしの生活とは真逆⤴️⤵️。

日中はゴロゴロ寝てればいいものを、極北の町なんてもう二度と来ないかもと思うと人間どうしても欲がでて・・・

◆ホワイトホース市内観光をしたり
  →メインストリートはたった300mくらい、寒すぎてほとんどTim Hortonsでお茶してた

◆釣り好きの家族の要望で氷上フィッシングにチャレンジしたり、
  →マイナス20℃近くの氷上で2時間じっと釣り糸をたらすだけ、、、釣果ゼロ、人気の犬ぞりにすれば良かったと激しく後悔

◆カリブーやムースなど極北の野生動物ウォッチングに行ったり、
  →唯一このオプションは楽しめた



と、ほぼ毎日、貴重な睡眠時間を削ったために、ふらふら、よれよれ。

加えて、冷凍庫に入れられたように胃腸はギュッと冷えて固くなり、慣れない食事もあいまって息子たちが順番に胃腸炎で倒れ、その介抱で、また疲れるという悪循環。

イッテQ!の芸人さんたちやスタッフさんたちって、体力&根性ともにほんとスーパーマンなんだと改めて尊敬。
〈冬オーロラ鑑賞〉は、富士山をいちばん下から弾丸登山するくらいの体力&気力が必要だと思いました。

ちなみに、わたしはスーツケースにヨガマットを忍ばせ、毎朝、宿泊したお部屋の片隅で欠かすことなく朝練してたおかげか、一日だけ食欲不振にはなりましたが、なんとか乗り切りました。


旅も、暮らしも、快適に過ごす極意は〈強靭な胃腸〉と〈丈夫な足腰〉
これに尽きます。

長々と駄文にお付き合いいただいてありがとうございましたm(__)m。

3月1日から通常営業です。
春も、ヨガの練習に、山歩きに、どうぞよろしくお願いいたします。

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